食品安全委員会は、10月31日に大阪、11月1日に東京で、講座「精講:食品健康影響評価のためのリスクプロファイル」を開催しました。今回はノロウイルスのリスクプロファイルについて、当委員会の山本委員が解説しました。
両会場とも食品事業者の方々が多く来場され、講義の後の質疑応答では、食中毒予防のため「従業員のノロウイルス感染防止策」や「ノロウイルスの不活性化条件」について、また「ノロウイルスの変異や流行について」など幅広い質問が出されました。

ノロウイルスについてはまだ分かっていないことがたくさんあり、完全な予防対策を取ることが難しいですが、このリスクプロファイルや講座の内容を活用していただければと思います。
講座の資料は、後日、食品安全委員会のウェブページに公開する予定です。

食品安全委員会はこのような科学的知見を取りまとめたリスクプロファイルや、食品健康影響評価書(評価書)を多数公表しています。食品事業者の方、行政の方、研究者などの方には、このリスクプロファイルや評価書を読み解いていただき、業務に活かしていただければ幸いです。

本講座は東京会場の応募が大変盛況だったため、12月16日(月)に同内容の講座を開催します。参加を希望される方は、以下のページの応募フォームから応募してください。

http://www.fsc.go.jp/koukan/osirase/annai011216.html

なお、できるだけ多くの方にご参加いただくため、大阪会場、第1回の東京会場の講座に応募された方の応募はご遠慮ください。