米国農務省は2019年8月20日に「生の家禽※肉を洗うということ:私たちの科学、あなたの選択(Washing Raw Poultry: Our Science, Your Choice)」というレポートを発表しました。レポートは300人の参加者の行動に基づくものです。

レポートによると、家禽肉を洗うと肉についていた細菌が、飛沫によりシンクに付着し、そのまま残ってしまう可能性が示されています。また、生肉や家禽肉を洗わないこと、これらの肉を調理する前に野菜やサラダなどの加熱調理されない食品を扱うことで、食品が細菌に汚染されるリスクを大幅に減らすことができるとしています。

生肉に付着した食中毒の原因細菌を他の食品につけない(二次汚染防止)ため、生肉(特に生の鶏肉)を洗わないようにしましょう。食品を衛生的に扱うために、食品安全委員会が発信している食中毒予防対策をご活用ください。

※    家禽(Poultry):飼育されている鳥類のことで鶏、アヒル、七面鳥などを指す。

●米国農務省(USDA)Washing Raw Poultry: Our Science, Your Choice(英語)

https://www.usda.gov/media/press-releases/2019/08/20/washing-raw-poultry-our-science-your-choice

●食品安全委員会 知って防ごう!カンピロバクター食中毒(第4回:予防法)
https://ameblo.jp/cao-fscj-blog/day2-20190530.html