食品安全委員会は、委員会の活動が海外でも認められ、かつ、委員会の機能強化につながるよう「海外への情報発信、国際会議等への参画及び関係機関との連携強化」を運営の重点事項(※)の一つとし、国際協調を推進しています。ここでは英文ジャーナル等について紹介します。

〇 海外への情報発信
 “Food Safety-The Official Journal of Food Safety Commission of Japan (FS)”の発行(年に4回)
 食品のリスク評価に関する論文、食品安全委員会が取りまとめた評価書の内容等を掲載している英文オンラインジャーナルです。まもなくPubMedでの検索が可能になります。
 FSは、食品安全に資する科学技術の発展を支援するため、食品のリスク評価に関連する幅広い分野を対象として、特定のハザードに関する総説、リスク評価の基礎となる科学的知見などに加え、委員会がとりまとめた主要な評価書の内容を掲載しています。是非、ご覧ください。
 
http://www.fsc.go.jp/food_Safety_official_journal.html

 FSのほか、食品健康影響評価の概要、食品安全確保総合調査、食品健康影響評価技術研究の成果等を英訳し、順次、英語版にホームページに掲載しています。

○    海外の食品安全機関等との連携強化
 これまでに協力文書を締結した海外の機関(欧州食品安全機関:EFSA、ドイツ連邦リスク評価研究所:BfR、豪州・ニュージーランド食品基準機関:FSANZ等の7機関)と連携強化のため会合を開催し、リスク評価に必要な科学的情報の交換、国際的な議論への貢献に努めています。
 今月はBfRのウィトコウスキー副所長、ソレツキー農薬安全部長が来訪され、食品安全委員会の佐藤委員長はじめ、委員、事務局職員と、双方の食品安全に関する取組みについて情報及び意見を交換しました。

 ※ 2019年度食品安全委員会運営計画
 
http://www.fsc.go.jp/iinkai/index2.data/uneikeikaku31.pdf