ふだん私たちが食べている動物は、牛や豚やニワトリなどです。その動物たち(家畜といいます)の健康のことを考えたことはありますか?今回は動物たちが病気になったときに使う薬「動物用医薬品」についてお伝えします。

●動物用の薬はどうして必要なのかな
 人も病気にならないように気をつけていても病気になることがあるように、動物も病気になることがあります。病気の時には、人が薬を使うように、家畜たちも薬が必要です。家畜が病気になって弱ってしまうと、その家畜は売れなくなり、農家も困ってしまうし、私たちも卵や牛乳、お肉を食べられなくなってしまいます。

●薬を飲ませたりした動物のお肉や卵、牛乳は安全なのかな
 動物用の薬の安全な使い方や、使ってよい量などのルールは国が決めています。薬を飲ませたり注射したりした家畜の卵や牛乳、お肉を、人間が食べても安全かどうかを、食品安全委員会で調べています(これをリスク評価といいます)。その結果をもとにして厚生労働省や農林水産省がルールを決めており、このルールを動物のお医者さん(獣医さん)や農家の人が守ることで、安全な食品が私たちの食卓に届けられています。

 食品安全委員会では、食品の安全に関してお子さまといっしょに読んでいただきたいページとして、「KID’S BOX」(キッズボックス)というページを作成しています。その中から、特に読んでいただきたいことを、当Facebookでもお伝えします。

(参考)
・動物に使う薬のこと、知ってますか?

http://www.fsc.go.jp/kids-box/kids29.pdf
・内閣府食品安全委員会 キッズボックス
http://www.fsc.go.jp/kids-box/