実りの秋がやってきました。キノコも秋の味覚の一つであり、山に行くとたくさんの種類のキノコが生えています。しかし、キノコの中には毒をもっているものも多く、うっかり食べてしまうと食中毒になることもあります。

 

 日本には、正確な数はわかっていませんが、4,000~5,000種類ものキノコが存在しています。このうち、食べられるキノコが約100種類、食べられない「毒キノコ」は、200種類以上、その他の大半のキノコは毒性が不明です。このように、食べられるかどうか分かっていないキノコがたくさんあります。

 

 毒キノコは、食べられるキノコと形がよく似ているものもあり、見分けるのはとてもむずかしいです。お店で売っている食べられるキノコと似ていたとしても、食べられるキノコであるとは限りません。大人でも、毒キノコを間違って食べてしまうことがあり、食中毒がおこっています。

 

 毒キノコに含まれている毒は、調理して加熱しても、塩漬けにしてもなくなりません。食べられるキノコと間違って食べてしまうと、下痢をしたりお腹が痛くなったりします。手当が遅れると、死んでしまうこともあります。万が一、キノコを食べて体調が悪くなったら、すぐにお医者さんにかかってください。

 また、食べられるかわからないものは、食べたり、人にあげないようにしてください。

 

 食品安全委員会では、食品の安全に関してお子さまといっしょに読んでいただきたいページとして、「KID’S BOX」(キッズボックス)というページを作成しています。その中から、特に読んでいただきたいことを、当ブログでもお伝えします。

 

(参考)

・食品安全委員会 食中毒予防のポイント 毒キノコによる食中毒にご注意ください

http://www.fsc.go.jp/sonota/kinoko_tyudoku.html

・厚生労働省 毒キノコに注意しましょう

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/

・林野庁 「きのこ」のはなし

http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/index.html

・内閣府食品安全委員会 キッズボックス

http://www.fsc.go.jp/kids-box/