岩手県でウエルシュ菌による食中毒が発生しました。

 岩手県の発表では、患者数は200名で、下痢、腹痛等の症状を示しているとのことです(9月25日時点)。

 

 ウエルシュ菌は、酸素が少ないところで、広範囲の温度域(12~50℃)で増殖するなどの特徴から、大量調理後の再加熱が不十分な場合などに食中毒を引き起こしやすく、しばしば大規模な食中毒が発生しています。特に食品の調理に携わる方々におかれましては、加熱調理食品を冷却する場合は速やかに行う等、衛生的な作業手順の徹底に努めていただきますようお願いします。

 ご家庭でも、煮込み料理などを再加熱する際は、かきまぜながら加熱し、中心までまんべんなく火を通すようにしてください。

 食品安全委員会では、ファクトシートや、これまでもブログでウェルシュ菌による食中毒について情報提供を行っています。ぜひ一度ご覧いただき、食中毒予防に努めてください。

 

(参考)

・岩手県内における食中毒発生状況

http://www.pref.iwate.jp/anzenanshin/22551/chuudoku/009224.html

 

・食品安全委員会ブログ 煮込み料理の作り置きに注意~ウェルシュ菌による食中毒の予防対策 ~

https://ameblo.jp/cao-fscj-blog/entry-12343317442.html

 

・食品安全委員会ウェブサイト ファクトシート「ウェルシュ菌食中毒」

http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/03clostridium.pdf