焼き肉やバーベキューは楽しく、みんなで食べるお肉はとてもおいしいですね。しかし、生焼けで食べると食中毒が起きることがあります。安全にお肉を食べるために、注意するポイントを覚えておいてください。

 

(1)どうして、お肉は生で食べてはいけないの?

 動物のお肉には、食中毒の原因になる細菌やウイルスなどがついていることがあるからです。このような細菌の多くは、動物の腸の中にいることがあります。このような菌は熱に弱いので、しっかり加熱すれば大丈夫です。しかし、生で食べると食中毒が起きる可能性があります。

(2)食中毒になると、どうなるの?

 お腹が痛くなる、吐く、下痢をする、熱が出るなどの症状が出ます。時には命にかかわることもあります。特に、子どもやお年寄り、病気で体が弱っている人などは、食中毒の症状が重くなりやすいので、特に気をつけてください。

(3)どうすれば、食中毒を防ぐことができるの?

 お肉やレバーなどの内臓は、生でなく、焼いたり煮たりするなど、中心部まで色が変わるまでしっかり加熱して食べてください。加熱する目安は、75℃以上の熱で1分以上です。

(4)ほかに気をつけることは?

 生のお肉についているかもしれない細菌が口に入らないようにすることが大切です。

 そのために、次のようなことに気をつけてください。

 ・生のお肉にさわったら、よく手を洗おう

 ・生のお肉をはさんだおはしやトングは、食べる時には使わないようにしよう

 ・生のお肉を切った包丁やまな板は、しっかり洗おう

 

 食品安全委員会では、食品の安全に関してお子さまといっしょに読んでいただきたいページとして、「KID’S BOX」(キッズボックス)というページを作成しています。その中から、特に読んでいただきたいことを、当Facebookでもお伝えします。

 

(参考)

・内閣府食品安全委員会 キッズボックス

http://www.fsc.go.jp/kids-box/

 

・厚生労働省 お肉はよく焼いて食べよう

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049964.html