今月のe-マガジン【読み物版】は、腸管出血性大腸菌による食中毒についてお送りします。腸管出血性大腸菌による食中毒とは、腸管出血性大腸菌に汚染された食品等を摂取することで引き起こされる食中毒です。腸管出血性大腸菌は、ヒトに下痢等を起こす病原大腸菌(下痢原性大腸菌)の一種です。主に家畜の腸管内に生息し、ふん便等を介して食品や飲料水を汚染します。
初夏~初秋は、多発する時期です。最近では、一昨年及び昨年の8月に死者が発生した事例があります。十分に注意しなければなりません。
-◆◆内閣府 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】◆◆-
[生活の中の食品安全-腸管出血性大腸菌による食中毒について-その1]
平成30年5月11日配信 ≪一部転載≫
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1.腸管出血性大腸菌ってなんだろう
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腸管出血性大腸菌は、ヒトに下痢等を起こす病原大腸菌(下痢原性大腸菌)の一種で、O157を始め、O26、O103、O111等、多くの型があり、赤痢菌が産出する毒素に類似したベロ毒素を産出します。
1982年、アメリカオレゴン州とミシガン州で起きたハンバーガーによる集団食中毒事件で、O157が患者のふん便から原因菌として最初に発見され、その後アメリカだけでなく世界各地で見つかりました。
※食品安全委員会ホームページにも今回の配信記事を掲載します。バックナンバーもご覧いただけます。
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