今月のe-マガジン【読み物版】は、魚介類に寄生する「アニサキス」による食中毒についてお送りします。アニサキスは、サバ、サンマ、イカなどの魚介類に寄生しており、寄生している魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含む)で食べると、胃や腸壁に侵入して食中毒をおこすことがあります。アニサキスによる食中毒はどのようなものなのでしょうか。
-◆◆内閣府 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】◆◆-
[生活の中の食品安全-アニサキスによる食中毒について−その1]
平成29年9月15日配信 ≪一部転載≫
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1.アニサキス症ってなんだろう
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■アニサキスとは
アニサキスは、もともとクジラやイルカなどの海産哺乳類の胃の中で成虫となる寄生虫です。クジラなどのフンと共に排出された卵が海中で孵化し、オキアミと呼ばれるプランクトンに食べられ、その体内で幼虫に成長します。サバ、サンマ、イカなどの魚介類には、この幼虫が寄生したオキアミを捕食することによって寄生します。魚介類に寄生した幼虫は、長さ2~3cm、幅0.5~1mmの白い糸のように見えます。
※食品安全委員会ホームページにも今回の配信記事を掲載します。バックナンバーもご覧いただけます。
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