5月も半ば、昼間の気温が真夏並みになる日もあり、水分補給は欠かせませんね。一度開栓しても、キャップを閉めれば持ち歩きができるペットボトル入り飲料を、いつもバッグに入れているという方、スポーツやレジャーの際によく利用するという方もいらっしゃることでしょう。そこで、今回は「食の安全ダイヤル」に寄せられた質問等Q&Aから、ペットボトルの飲み残し飲料に関する注意事項をご紹介します。

 

Q: IV-21   ペットボトルに口をつけて飲んだ場合、どのくらいの時間までなら飲めますか?

 

A: IV-21   ペットボトルに口をつけて飲むと、温度やその他の条件にもよりますが、口中から飲み残し飲料に入った雑菌がボトル内で増殖することが考えられます。

 また、雑菌が増殖する際に、場合によっては二酸化炭素を発生させることがあり、飲み残しのあるペットボトルを密閉状態で長時間放置した場合など、ボトル内の圧力が高まって破裂することもあります。

  開栓後は次の点に気をつけて、ペットボトル飲料を衛生的に、上手に利用してください。

(1)開けたら早めに飲みきる。

 飲料の種類、口内細菌の状態、保管の状況が千差万別なので、何時間以内なら大丈夫という目安はありません。口をつけて飲む場合は、できるだけ一度に飲みきるようにしましょう。

(2)口をつけて飲むのはなるべく避ける。

 ボトルに直接口をつけるのではなく、できるだけコップに注いで飲むようにしましょう。

(3)部屋や車の中に置き忘れない。

 暑い部屋や車内に放置すると、ボトルが破裂することがあります。飲み残し飲料はもう飲まないのであれば、すぐに捨てましょう。

 

(参考)

・食品安全委員会ホームページ キッズボックス「ペットボトル、飲み残しに気をつけよう!」

・国民生活センター 飲み残し清涼飲料容器の破裂による事故!〜ペットボトルによる事故が増加〜