DNP成分を含むサプリメントは、インターネット等で海外製のものが販売されている可能性がありますが、注意が必要です。


ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月21日、DNPを含むサプリメントの摂取は、深刻な中毒が懸念され、死亡する場合もあるとして注意喚起しました。


BfRによれば、DNPは、工業用に使用される化学物質で、フードサプリメントや、痩身(いわゆる脂肪燃焼)を意図した製品への使用は認められておらず、医学論文によれば、経口致死量は1~ 3 gであり、DNPは体内に蓄積すると考えられることから、これよりも低用量でも、生命に関わる深刻な影響がもたらされる可能性があり、最近では、DNPが不正に添加された製品による複数の死亡事例が複数の国で報告されている旨の情報が報告がされているとのことです。
また、韓国食品医薬品安全処(MFDS)においても、8月3日、BfRと同様の注意喚起をしています。


本件については、厚生労働省からも注意喚起が行われています。
(日本国内においては、現在のところ、いわゆる健康食品等に使用されているという情報はありません。)


(厚生労働省)
○健康食品の安全性に関する情報等(通知等)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/houreituuti.html

○健康食品の原材料として使用された成分(2,4-ジニトロフェノール(DNP))の取り扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000093278.pdf



健康食品に関する危害情報