卒パ2011中止について。及び代表より卒業のご挨拶をさせていただきます。
Canvas+第5代代表の吉本です。
この度は、CHUO卒業パーティ2011の自粛へのご理解をいただき、心より感謝申し上げます。
卒業生の皆さん。
ご卒業、おめでとうございます。
中大での毎日はどうでしたか?
楽しかったですか?
大変でしたか?
つまんなかったですか?
中大で私たちのココロの中に溢れるほどにたくさん芽生えた感情は、
すべて私たちの今後への糧となります。
自分が苦労した分、困っている人を助けられると思います。
自分が幸せを感じている分、大好きな人を幸せにできます。
自分が涙した分、泣いている人に気付いて寄り添うことができると思います。
良い思い出も悪い思い出もすべて、皆さんにとってなにか意味あるものになっていくと思います。
むしろ、意味あるものにしていくために、この経験を無駄にしないために、私たちは努力していかなければいけません。
11年卒業生5700人の仲間が日本中で、世界中で、これから精一杯頑張って、羽ばたいていきます。
ご父兄の皆様、OBOGの皆様、中央大学教職員並びに関係者の皆様、
これまで本当にお世話になりました。
今後は皆様と同じ、社会人として母校を応援していきます。
私たち自身も、中央大学卒業生として、中央大学だけでなく社会全体に貢献していけるように尽力してまいります。
どうぞ温かい目で見守っていただければと思います。
もう少し、皆さんにお話する場をいただいてもよろしいでしょうか。
とても個人的な話なのですが、
卒業パーティというものをきちんと残したいという気持ちと、
また、これを、代表として皆様への最後のご挨拶とさせていただきたいと考え、この場を使わせていただきます。
凄く作り手な目線でごめんなさい。
こういう思いでやってるんだ、とか、こういうメッセージ持ってやってたんだ、とか、
そういう目線から感じてもらえることを伝える場もあってもいいんじゃないかな、って独りよがりに書くことにしました。
挨拶としていますが、代表としての、いわゆるまさにブログだと思っていただいた方が良いかもしれません。
もし興味を持っていただけたのなら、少しのお時間をいただけたら嬉しいです。
私は、Canvas+(旧白門連合=白連)に大学2年生の4月に入会しました。
白連は4年生が主人公の団体。
2年生が終わる3月、初めての卒パにスタッフとして参加して、素直に感動しました。
実は、なんで卒パをやるのか、ずっと理解できませんでした。
でも、初めて本番をむかえて、わかったんです。
卒業生が、最後に、自分たちの軌跡を残すその場は、キラキラとても輝いていました。
中大だって意外とかっこいいこと出来るんだぞって、学生だって意外とやるんだぞって。
うまく言葉に表せないけど、4年生になったら自分もあれをやるんだって素直に決意させるパワーを、あの会場は持っていました。
実は1人勝手にオープニングムービー始まる前に泣いたのを覚えています(笑)
次の代の卒パ委員長は、結構むちゃくちゃな人で(笑)、
本番の2,3日前くらいに「参加者の皆に手書きのメッセージカード渡したい」って急に言い出したんですよ。
そんな意味あるのかなぁとか思ってたんですけど、本番が終わった後、カードを受け取った参加者が、
「うわ!手書きだー!地味にこーゆーの嬉しいよね」
って言ってて。
その嬉しいってすごく一瞬だけど、
一瞬だけでも、1人だけでも人を喜ばせることが出来るって、凄いことだと思うんです。
あーもー絶対来年これやろ!って、あたしも参加者のあの顔が見たい、って、凄い思いました。
さあ、自分の番。
でも、実際は全然平坦じゃなく、ゴツゴツくねくねしまくった困難な道のりでした。
後輩として見ていた景色と、代表として、4年生として見ていた景色はあまりに違いました。
1年目開催時は参加者が500人を超えていました。
いまだなぜこんなに集められたのか不思議で仕方ありません(笑)
でも、その後300、200と参加者数は落ちていて、毎年1年目の500人を目標にしながらいつも達成できずにいました。
更に、今年の参加者集めはとても難航していて、
去年は夏頃にはもう集まりだしていたのに、初めての参加申し込みは4年生の冬になってからでした。
参加者募集も準備も全然うまくいってなくて、メンバーが離れていってしまったり、溝が出来たり、
正直、この時期、初めて辞めたいって思いました。
今までどんなにつらいことがあっても、泣きたいことがあっても、
ここでの学びを4年生になってちゃんと活かすんだって思って頑張ってきた。
そうやって丸3年間もやってきたのに、結局こんな程度しかできない自分に、
悔しさとかじゃなくて、悲しいって気持ちでいっぱいになりました。
2月の中旬まで、状況は燦々たるものでした。
毎日毎日、伸び悩む参加者数が頭に響き、暗い気持ちで過ごしていました。
先輩から電話をもらっても、卒パの話はしたくなくて、申し訳なさ過ぎて、本当につらかった。
目が覚めたら卒パ終わってないかなって毎朝目覚め、毎晩とにかく早く卒業したいって思いながら眠りについていました。
この重圧がなくなったら、どんなに楽だろう。どんなに楽しいだろう。どんなに辛くないんだろう。
そんなある日、去年のパーティ本番のビデオを見ました。
ガヤガヤした会場。
わくわくした卒業生のみなさんの顔。
キラキラした先輩の顔。
うらやましかった。
あたしはこの光景を見れないのか、と悲しくなって。
ビデオから目を背けました。
参加申し込みの〆切。
3月11日24時00分。
1通のメールが届きました。
現在の参加者確定数、249人。
増えてたのになかなか報告できてなくてためててごめんね(笑)って担当の子の苦笑交じりのメッセージと共に。
ギリギリまで申し込み期間を延ばす対応もして、久しぶりに、300人を達成出来そうでした。
協力してくれるサークルさんもギリギリに見つかって、実行出来ないと思っていた合唱というコンテンツも無事出来ることになり、
当日配布するパンフレットも当日の台本も、例年より早いスピードで順調に出来あがっていて、
去年のあのビデオの光景を今年、現実に出来るんだって、
もちろん去年と同じように手書きのメッセージカードを渡そう、
これでちょっとは卒業生に「意外と中大もやるじゃん」って思わせれるって、
毎日楽しくて仕方ありませんでした。
後援してくれている学員会事務局の方と相談して、開催の自粛を決定した電話の後、
さすがに手の震えが止まらなくて、涙が止まらなくて、参加者の方や頑張ってくれたメンバーの子に申し訳なくて、
卒パなんてなくなっちゃえばいいって思ってた1か月前の自分を恨みました。
メンバーがたくさんメールをくれました。
先輩からもメールや電話をいただきました。
参加者の方からもメールがたくさんあって、
ツイッタ―なんかでもいろんな方に話題に出してもらったりなんかして、
わたしのママも泣いちゃったりなんかして、
そんな思ってもらえるほど、あたしも、Canvas+も、卒パも、すごく幸せ者でした。
今回の卒業パーティは、11年卒業生の同窓会である白連会2011支部の設立記念式典でもあります。
卒業パーティは行うことができませんが、支部は予定通り設立される予定です。
私は、この5700名の支部の最初の代表をつとめさせていただきます。
白連会2011の支部長として、卒業生の皆さんが、
中大のことを誇りに思って、
社会人としてバリバリと各方面で活躍して、
ステキなお父さんやお母さんとかになっちゃったりして、
卒業生の頑張りが、中大全体の盛り上がりにつながったり、それがまた中大生や卒業生をハッピーにしたり、
そんな循環がうまれるように、今度は卒業生として、社会人という立場として、
出来ることを探します。出来ることをやっていきたいと思っています。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
中央大学2010年度卒業商学部4年
Canvas+第5代代表
吉本由紀