この二人は、以前にも述べましたが、共通点があります。
二人とも4番に執着しているということ。
あえて「拘り」ではなく、「執着」という表現を使いました。
野球で4番といえば、チーム打者の最高峰としての象徴でした。
王や長嶋、落合、…皆、4番に拘りをもっていましたね。
4番に拘るということは、チームで一番の打撃成績を上げることです。
拘るのは自分のパフォーマンスであるべきです。
村上、山川に「執着」という言葉を使ったのは、
彼らの拘りは、「パフォーマンス」よりも「地位」だってことですね。
パフォーマンスが高く評価されての地位です。
地位が先に出てくるわけではありません。
王貞治は現役引退の年のホームランは30本でした。
それでも引退をしたのです。
決して少ないホームランではありませんが、
パフォーマンスがその地位に見合わないと王さんは判断し、
引退を選んだのです。
WBCでは、大谷翔平という世界的なバッターがいたにもかかわらず、
他にも岡本や吉田、近藤など、タイトルホルダーで
高いパフォーマンスを上げて、好調を維持している選手がいるにもかかわらず、
4番に拘る村上に気を使い、しばらく4番で起用していました。
さらに言えば、今やメジャーでは4番最強説は古い考えであり、
2番バッターにチームの最高の打者を置くことがスタンダードになっています。
こういう点で、村上と山川はすでに思考も基準も化石化しており、
見苦しい。
身体も絞れていないしね。
彼らのパフォーマンスは上がってこないと
私は思っています。