朝、いつも通り散歩&ランニングに出かけると、冬の匂いがしました。

ああ、季節がすっかりと変わったんだな、と感じるとともに、

冬の匂いって何だろう?と、思いました。

 

冬の匂いって、いつごろから意識の中に芽生えたのだろうかと、

記憶を辿ってみると、「夜空ノムコウ」にたどり着きました。

曲の後半に確か

「窓をそっと開けてみる、冬の風の匂いがした」

というフレーズがありました。

この歌詞を聞いたときに、ああ、わかる、あの感覚、

それを「冬の風の匂いがした」って表現するって凄いなって感じてました。

 

あの曲の作詞はスガシカオさんなんですけど、

あの人の歌詞は文学的でとても奥行きのある歌詞を書きます。

曲ももちろん好きなんだけど、歌詞を読んでいるだけでも、詩としての価値が十分にあります。

 

あと、中島美嘉さんの「冬の華」にも、冬の匂いという歌詞が出てきましたね。

あの曲も名曲ですね。

何度聞いても、心にしみる曲です。

 

嗅覚は記憶と最も結び付きやすい感覚と言われています。

冬の匂い、なんの匂いに似ているとかの表現が難しいんですけど、

鼻に抜ける冷たい感覚が、過去の冬の切ない記憶と一瞬結び付く、

冬の匂いとは、確たる匂いというよりも、記憶とセットになっているって感じますね。

 

ちなみに「夜空ノムコウ」はSMAPの名曲ですが、

スガシカオさんもカバーしています。

スガシカオversionを聴いたとき、心の奥に突き刺さりました。

 

まだ聴いてない方は、あまりいないと思いますが、

もしいましたら、勧めてみたいですね。