イチローのインビューを載せた426ページの本を読了しました。

 

 

 

 

引退して1年以上がたち、

ニュースでもイチローの記事を見ることはあまりなくなりました。

(まあ当然のことですけど)

 

彼の残した業績や数々の言葉は、

断片的な記憶として我々の頭や心に残っています。

 

鈴木一朗さんは、今もこれからも元気に暮らしていくとは思いますが、

イチローという役割を終えたからこそ、

どこかでその断片的な記憶を整理してみたい…

そんな風に思っていた時に、この本に出会いました。

 

この本を読んでみて、彼の一貫した生き方というか、

変わらない考え方の幹のようなものが見えてきました。

 

①起きていることを受け入れること

②自分の解釈を持つこと

③人の判断に関与しない、左右されない

④自分のために考え行動する

⑤言葉より自分を作ることが先

 

孤高の人と言われる彼らしい考え方です。

一見、自分のことにしか興味を示さないように、

受け取られそうですが、

彼はそうすることが結果として、チームのためになる。

ファンのためになることを知っているから、

そう言い切れるのです。

 

彼の残した言葉でとても印象的だったものをいくつかピックアップします。

 

「比較するのはあくまでも自分。まずは自分の能力と競わないと」

 

「理不尽なことを経験しなかったら、人としての幅はでてきません」

 

「他人の幻想は動くものだし、そこに揺さぶられるなんてばかばかしい」

 

「何かになりたんではなく、何をやりたいかだ」