ICUに入り、おばあちゃんのもとへやってきました。

脈拍は、130以上あったのが今は80ほどでした。
血圧は、40台になっていました。

「おばあちゃん、よくがんばったね。」
「お疲れ様」
「もう、休憩してもいいんだよ。」
「本当にありがとう、大好きだよ。」
「忘れないでね。忘れないよ。」

言いたかった言葉たちは全て伝えました。

本当は、もっとしっかり生きてる間に伝えるべきだったのに・・
でも、最後まで脳には酸素が回っていたし、認知もなかったので、きっと伝わったと思います。

長年連れ添った最愛のおじいちゃんには会えないまま逝くのかな、と思った瞬間!

おじいちゃんがICUに入ってきました!

考えられないくらいの早さでやってきました。
なんと、普段安全運転のNakaが、ありえないくらいの早さで(道路交通法上、絶対ダメですが)運転してきて、駐車場まで連れて行かずに病院の入口に車をつけておじいちゃんをおろしてくれたのです。

おじいちゃんは、泣きながらおばあちゃんに、
「がんばれ、がんばれ」と声をかけました。
おばあちゃんは、なんと涙を流していました。

きっとわかったんだ。
おじいちゃんも間に合った。
会いたい人には全員会えた。

ほどなく、おばあちゃんはそっと心臓を動かすことをやめました。

駐車場に車を止めてきたNakaがIkuを連れてきましたが、彼らは間に合いませんでした。
それほど、タッチの差でおじいちゃんを間に合わせてくれたNakaには、ありがとうを何度言ってもたりません。


我慢強く、いつもEmaや家族のために生きてきたおばあちゃん。
優しい優しいその手で、よく頭を撫でてもらいました。
まさにその手で、私を育ててくれた人。
しわしわでしたが、暖かいぬくもりをたくさんもらいました。

最近では、Ikuと遊ぶのを何よりも楽しみにしてくれていました。

幼い頃、ずーっと一緒にいたのに、その存在が当たり前すぎて、反発してしまったこともありました。
でも、いつも味方になってくれていました。
Nakaとの結婚をおじいちゃんに反対されたときも、さみしさを抑えて、おじいちゃんを説得してくれました。

もっと帰省すればよかった。
優しく接すればよかった。
後悔はつきません。

ただ、最期のときだけに関しては、
ずーっと付き添えて、応援できてよかったです。

緊急手術から、たった10日ばかりで逝ってしまったおばあちゃん。
なんだか全てが夢だったような気さえします。

本当にお疲れ様。
ありがとう。
また、遠い未来に私がそちらへ行ったら、
そのときもたくさん甘えさせてね。
昔みたいに、賑やかに、楽しく食事でもしましょう。

今はただ、安らかに眠ってください。


長々と書いてきましたが、この日を忘れないように自分自身の忘備録として綴りました。
もし読んでくださった方がいたら、ありがとうございました。

次のブログからは、日常に戻れそうです。

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