ボクのばあちゃんは、


アルツハイマーという病気になった。


最近ガンで亡くなる著名人も多くて残念だけど、


アルツハイマーもある意味おそろしい病気だと思う。


記憶がなくなるというだけで言ってるわけじゃない。


普通に出来ていたことが出来なくなる。


最後には何もわからなくなる。


それって‥自分自身が人生で何を成し遂げたのか、


何を大事に大切に思ってきたかが、


突きつけられる病気だと個人的には思っているんだ。


ばあちゃんの場合は、


ばあちゃんに最後に残った言葉は、


1番最初に生んだ子どもである父さんの名前だった。


前置きが長くなってしまった。


天使編の始まり、始まり天使


医は仁術と人は言う。


でも実際の医療現場はその理念に追いついていない。


アルツハイマーという治る見込みのないばあちゃんの病気は、


入院させるベットが今は空いてないという理由で、


病院を次々移るという転院を余儀なくされた。


そういう理由で、ばあちゃんを1年くらい自宅で看病してたことがある。


食べても忘れる。


下の世話も、もよおすという意識がないから突然大変なことになる。


でも1番大変だったのは、


夜中に徘徊して自宅の外へ出てしまったあの日だった。三日月