4足分の鼻緒をすげてもらうのに40分ほどかかったようです。
へなちょこちゃんが、大体一足10分だったね。
と冷静に教えてくれました。
(ハイな私は気づくわけもなく。。。)
私の履物レパートリーといえば、
カレンブロッソ 1足
格安セール品2足
で、
長いお出かけは、「カレンブロッソ」ばかり。
カレンブロッソもすごく楽で、
行軍中止!となるような惨事はいままで皆無だったのですが。。。
夕方脱いだ後で、足の付け根が痛む。
のが気になってたところです。
宮部さんに、理由と対策を聞かなきゃ!って思ってたのに、
すっかり忘れてた。
工場に到着直後から、ハイテンションの私は、言いたい!聞きたい!が全部消え失せてしまってました。
見たまま、聞いたままを思い出しながら、、、。
この無地シコロ木履もいいよね!
右上の、印伝鼻緒は2万を超えてました。
トンボ柄など漆の色が2色だし、そりゃ高くなるよね。
再建途中ですから、
商品保管用コンテナと木くずだらけのプレハブ作業場のみ
換気は十二分よ
関東では四角い下駄が好まれる。角にぶつけて面倒が多いけど、それをメンテするのも粋と考えるらしい。楕円の下駄は関西好み。
桐下駄の材料の桐は、東北から仕入れている。質が均一で入手しやすい。桐と言っても四種類あるんだよ。
次回 生産分から 価格を上げる。正月から値上げしたらわかりやすいが、安かった仕入れで作った下駄は安く売りたい。ウソになるから。
新生、宮部木履は、ひらがなで「みやべもくり」と表記することにした。奥さんが怖い顔して実演販売してるおじさんの下駄だから、せめて優しいひらがながいいと助言してくれた。
鼻緒をすげるときは履く人の足を見ながらするらしい。
実際、親娘で同じ幅のMサイズを買ったのに、鼻緒は私のほうがゆるくすげてあった。
下駄と鼻緒の組み合わせで、決めきれないライン注文の時は、宮部さんが提案すると即決する場合が多い。(私もそうでした。)
みやべもくりシリーズ
になっちゃったここ数回。
お弟子さんがおられないとのことで、
68歳の宮部さんが、ロンサムジョージ
となりそうです。
海外では
大学で学んで管理職となる人
専科に進んで、お商売や職人になる人
を進む高校?中学かも?から分けてるそうです。
社長さんも職人さんも同じように
尊敬され金銭的にも安定しているなら
素晴らしい。
最後は作る人が強い
のはマスク不足で思い知ったでしょうに。
大手はほとんどベトナム仕立て込みの値段で着物を販売していますよね。
着物で利益を出しているのに、
国内の和裁師さんにはお金が回らないっておかしい。
着物に関わる国内の技術者を疲弊させて
着物で利益を出すって変だよ!
どうぞご覧になって下さい。
不屈です!