【2】アトピー悪化で、髪の毛も将来も・・・
第一話、ボロボロの肌が当たり前だと思っていた高校生活は、髪の毛が抜け落ちていく恐怖と戦っていました・・・どんどん髪の毛が抜けていくんです。その頃は、脱毛=ストレスと医師も決めつけていた時代です。脱毛部位に「このローション塗っておいてね。生えてくるから」そう言われて処方された薬は・・・また、副腎皮質ステロイド剤もぅ全身ステロイドになりました高校生だった私は、ステロイド剤に副作用がある事を知らなかったので、処方された薬をただただ塗るだけ。その結果、抜けては生え、抜けては生え、を繰り返すようになっていき、少量の脱毛だったのが、どんどん増えていってしまいました。今の様にネットで簡単に検索できる時代ではなかったので、一人で悩みはじめました。優位を出して、美容学校に行ってる年上の友達に相談をすると、「美容学校の友達の家が美容院だから相談してみるといい」そんなわけで、そのお友達に相談する事になりました。とにかくシャンプーを変えた方がいい!「そんな市販の安いシャンプー剤を使ってたら治らない」と言われ、初めてシャンプーの事について考えました。私の親は、「アトピーだからしょうがない」がお約束文句で、改善の為に調べたり、試したりする事は一切なく、病院のお薬が全てだったので、シャンプーを高い物に変える、そんな事は言えなかったです。一本8,000円もするシャンプーとコンディショナーをバイト代で買いました。高校生のバイト代で髪の毛を洗うだけで毎月16,000円も払うのは正直、きつかったです。シャンプーだけで脱毛が治る事はないと思っていましたが、藁をもすがる気持ちで、買い続けました。こんなアトピー・脱毛がきっかけで、いつも使っている物を変えて、改善する事ができる。という事を知りました。「アトピーだからしょうがない」という親の思い込みから、初めて抜け出す事ができました。そして、高校卒業後美容学校に行きたかった私は、皆の様に普通に受験ができると軽く思っていました。美容学校を出て、国家資格を取って、スタイリストを経験後、メイクの資格を取って、ヘアメイクの仕事をしたい という 目標をたてていました。高校生だった私は、純水にそうなれると思っていました。でも、お友達のお姉さんに「そんな手がボロボロじゃ無理だよ!」と言われ。。。初めて気付きました。。。この肌の状態は、周りから見たら異常だと・・・この時が一番ショックでした。いままで、アトピーが酷くても「アトピーだからしょうがない」という親のお決まり文句と改善しようとする思考も働かなかった事も親の思考が私に染みついていました。今まで、アトピーで、痛かったり、痒かったりしても我慢して色々な事をしてきましたが、初めて、どういても諦めないといけない現実にぶつかりました。アトピーは改善しようとしても今すぐ改善しない少し炎症が治まったとしても、バリア機能が破壊されているので、すぐ悪化してしまいます。そして、美容師が使うものは、界面活性剤と薬剤なんですよね。肌に優しい物なんて一つもありません。むしろ肌荒れする成分しか入っていません。もし、あの時、お友達のお姉さんが気付かせてくれなかったら・・・美容学校に入っていたとしても、中途退学していたかもしれませんね。私は美容学校を諦め、音楽の道へ進む事にしました。毎日4時間のピアノ練習はアトピーでひび割れた指から血がにじむことも・・・結局、どのみちに進んだとしてもアトピーである事は生きづらい大きなストレスでしかないと実感し、このころから一人アトピーや将来の事で悩み始めました。アトピーの深刻な現実にぶつかり進路を方向転換しても、それでも生きづらいアトピー人生!1人悩んで出した私の決断は!?続きは次回へ・・・毎日21時に自分史を更新していきます是非是非ご覧下さいね^^