今日は、5年前から、訪問させていただいている杉並区の施設に行ってきました
5年もいればたくさんの出会いと、別れを体験しています。
ですがお別れに慣れることはありません。
今日は、5年前からのお客様のおじいちゃまが亡くなったんだと・・・
報告を受けました。
亡くなられたおじいちゃまはもう97さい。
長い長い人生、いろーーんなことがあったでしょう。
亡くなる前の最後の5年間を一緒に過ごさせてくれて本当にありがとうございました。
たくさんのお話を聞かせてくれてありがとうございました
生まれつき、目が悪く、戦争に行けなかったこと。
都庁、県庁で働き、橋下さんと一緒に写っている写真が自慢だったこと。
奥様を愛していたこと。
娘さんやお孫さんの写真をたくさん見せてくれたこと。
外出するときは、帽子をかぶって、結構かっこよく決めていたこと。
小学生が老人ホームに見学に来て、嬉しそうだったこと。
小学生からの「施設にいて、いいことわるいことはなんですか?」という子供らしい質問に真剣に答えてたこと。
「元気で自宅にいれたらいいけれど、それができないから施設に入ったんだよ。
自宅はやっぱりいいけれど、自分一人ではできないことが多い。
ここは共同生活だから嫌なこともたくさんあるよ。
でもここにいれば助けてくれる人がたくさんいる。
だから、外出だってできるんだよ。」
と答えているのを聞いて、おもわず、うるっとしたな
おじいちゃまにとって私は人生のほんの一時出逢った人だけど、私の知らない時代のお話、
会うたびの、笑顔本当にどうもありがとうございました。
安らかにお眠りください
たくさんの愛をこめて。