fireflies
ブログネタ:ホタル、見たことある? 参加中星や空を知らずに、僕は去年まで生きてきた。
長く続いたケアンズでの生活を終える4日前に、僕は本当の星を知り、空を知った。
「最後に、流れ星を見せたい」と言う現地の友人の車で、ポートダグラスにある峠へ向かった。
道中、暗がりのハイウェイを時速100km前後で飛ばしただろうか。
窓を少しでもあけると風は強く、びゅうと叫び、僕達の会話を風が細切れにしたんだ。
しだいに、それは視力が落ちるくらい自然な体感速度で、誰からそうするでもなく、会話は止んだ。
ラジオからはOwl CityのFirefliesが流れていた。
岬は、星という星が全て広がっていた。
東京にはない裕福な映像が、ただそこに流れていた。
僕達は会話をするわけでもなく、ただ同じ景色を、同じ場所で、同じ時間に見つめていた。
草の香りに体を委ねると、空だけではなく地上でも、数匹の蛍達が儚い光を灯しては消えるのを知った。
あの光景が、全てを物語っていた。
辛いね、大丈夫だよ
避けられない別れに、ぎこちなくなる二人を言葉にせずとも包んでくれた。
蛍の光は美しく、短い。
