忘れては、いけないのは、約1か月前に、イタリアの国宝クラスの偉大なオペラ歌手・テノールのジュゼッペ・ジャコミーニ(Giuseppe Giacomini)師の訃報がイタリアからとびこんだ。イタリアで公開レッスンやオーディションで出会いアドヴァイスを直々にいただいたりと。Maestro Giacominiの出演する数々のコンサート、オペラを日本とイタリアでたくさん観ました。まさに黄金の輝きを放つテノール・ロブストの貴重な稀の存在的な歌手。またもや時代が。。。

ジュゼッペ・ジャコミーニ師(Giuseppe Giacominiは1940年生まれ。日本には1989年以降、藤原歌劇団《アイーダ》《ノルマ》《運命の力》《アンドレア・シェニエ》、新国立劇場《道化師》《蝶々夫人》、フィレンツェ歌劇場来日公演《アイーダ》などのオペラ公演、2006年にはデビュー40周年リサイタル(東京芸術劇場)、09年ニューイヤー・オペラパレス・ガラ(新国立劇場)などに出演。骨太なテノーレ・ドランマーティコ、テノール・ロブストと呼ばれる力強い声と端正な歌で聴衆を魅了してきた。

あと少し9月7日で81歳になっていたのに。悲しいです。素晴らしい演奏を沢山ありがとうございました。後進の若手歌手育成とオペラ界に尽力に活躍した素晴らしい先生でした。Youtubeで歌唱を聴いています。

 

イタリアのテノール歌手ジュゼッペ・ジャコミーニ(Giuseppe Giacomini)(1940年9月7日-2021年7月28日) が心臓発作で亡くなった。80歳だった。「Bepi」の愛称で親しまれ、力強くダイナミックな歌唱と端正な表現で一世を風靡、戦後を代表するテノーレ・ドラマティコとして国際的な活躍を続けた。
70歳を超えても生涯現役で歌っていた。大好きなテノールでした。 エキサイティングな舞台でした。バリトンチックな太い声は印象に残っています。

 

 

 

来日も多数。オペラでは藤原歌劇団、新国立劇場、海外の劇場引っ越し公演、その他団体、で多数来日。リサイタルでは何度も単独来日。

私も生で初めて、聴いたときはすごい衝撃を受けました。コンサート、ガラ・コンサート、リサイタルたくさん聞きました。 オペラの生の舞台もたくさん観ました。公開レッスン、マスタークラスは、とても勉強になりました。

エレーナ・モシュクとのデュオリサイタルもよかったです。

METのヴェルディ「運命の力」のレオ・ヌッチと共演の名演奏を忘れてはならない。ヌッチとのDuettoは、素晴らしすぎる!!興奮しましたね。

ヌッチとのDuettoです。

 

まさに重厚なテノール・ロブスト、ドラマティック・スピントで貴重なテノールであった。
イタリア北部パドヴァ近郊のヴェッジャーノの生まれ。パドヴァの国立チェーザレ・ポッリーニ音楽院を首席で卒業後、バリトンからテノールに転身。ヴィオッティ・コンクールなど多くの国際コンクールで優勝し、1966年にプッチーニ《蝶々夫人》ピンカートン役でプロ・デビューを果たした。

1970年に入ると、海外の歌劇場に進出。1980年代になると、《アイーダ》のラダメス、《オテロ》のオテロ、《トスカ》のカヴァラドッシ、《道化師》のカニオなどで成功を収め、ドラマティック・テノールの第一人者として世界の主要歌劇場に出演を重ねた。CDも多数。

日本でも新国立劇場で《道化師》や《蝶々夫人》、ニューイヤー・コンサートに出演、藤原歌劇団でも歌い、日本のオペラ・ファンも魅了している。2000年にオペラの舞台から引退したが、歌手活動は続け、2010年には天津音楽庁のオープニング・タイトルでリサイタルを行っている。この数年は脳梗塞を患っていた。ジャコミーニ師の

プッチーニ「トゥーランドット」「妖精ヴィッリ」「外套」「マノン・レスコー」「トスカ」「蝶々夫人」「西部の娘」は当たり役、「ファヴォリータ」、「ノルマ」、「カルメン」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」、「フェドーラ」、「アンドレア・シェニエ」、ヴェルディの「ドン・カルロ」「仮面舞踏会」「運命の力」「オテッロ」「アイーダ」は最高でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Grazie mille Maestro Giacomini!! R.I.P

Addio