なんだかんだで、私がおヒマではありませんでした〜。
そして、ノロウイルスにもやられていたっぽいです。
今回は、ここで一番書き残しておきたかったこと。
ただ、込み入ってて思い出すだけで面倒くさい。
タイトルすら、分かりやすい一言で表現出来ない。
長くなりますが、順番に書いて行きましょう。
事務的に手続きのみ書くことも出来るのですが、
どんなに大変だったか覚えておくためにも(いや忘れないけど)、
行動全て書きます。
私は、まず、スイスに留学していました。
スイスの留学手続きについては、過去の記事をご覧下さい。
7年が経過し、満期の8年目(留学としての滞在は8年までと決められています)を
どうしようかと考えている時、いろいろな要因が重なって、
私のイタリア人パートナーが、
「それなら、僕ん家(イタリア)で一緒に暮らそう。」
と提案してくれました。
大前提として、留学査証(ヴィザ)と滞在許可証は、全くの別ものです。
ヴィザは、自国から持参するもの、滞在許可証は滞在先で申請するものです。
これを混同すると、意味が分からなくなります。
日本人がイタリアに留学する手続きについては、
たくさんの情報があるので、特に難しいことはないのですが、
私の今回のミッションは、
“スイスの滞在許可証を保有中に、
日本に一時帰国すること無く、
イタリアへの留学査証を手に入れること”
あまり知られていませんが、これが出来るのです。
ただ、何をどのようにどこに申請すればいいのかさえ分からず、
まず、スイスの日本領事館とイタリアの日本領事館に尋ねました。
答えは、スイスのイタリア領事館で申請出来るとのことでした。
幸い、私が住んでいたルガーノには、
わざわざ遠くまでいかなくて済んだのは、不幸中の幸いでした。
(後に、何度も通うことになったので…)
まず、イタリア領事館のホームページへ。
情報が膨大な上に、専門用語だらけで意味が全く分からず、
電話しようとすると、これがまた、限られた曜日の限られた時間のみ。
やっと、電話が通じたと思ったら、忙しいため、
「質問があるなら、メールして。
それぞれの質問ごとに送信先が異なるので注意して。」と。
再び、ホームページとにらめっこするも、
私の質問に返答してくれそうな窓口が分からず、
それなら、直接聞こうと、領事館へ行くも、
担当者と話せるわけではなく、
とりあえず、受付で自分の要望を話し、
それを、受付の人が、しかるべき担当者へ伝え、
その答えを受付けの人が、私に伝えるという、ちょっとした伝言ゲームが始まり、
だったら直接話せたんじゃないの?という疑問は誰も持たず、
又聞き過ぎて要領を得ないという顔をしてたら、
「とにかく、わからないことがあったら○○にメールして!」と、結局そこかいっ!
ま、とにかく、収穫としては、どこにメールすればいいか分かったということ。
とりあえず、もう一度、ヴィザ申請の手続きのページとにらめっこ、
でも、日本人が、留学先のスイスからイタリアへ直接留学する方法に関してはっきりと表示がなく、メールでそのことについて質問。
結局、書類は何を用意すればいいのか、と。
数日経過してからの答えは、
「ホームページのヴィザに関してという項目に書いてあるから良く読んで!」
だーかーらー。
もう一度、質問。はっきり書いてないんだってば!ってことを書いて。
数日後、必要書類を箇条書きにした返事。やれば出来んじゃん!
しかーし。
ひとつだけクリア不可能な項目を発見。
“全滞在期間をカバーする保険加入証書のコピー”
これは、日本から直接来るのであれば、特に難しくないのです。
私は、スイスで保険に加入していて(義務)、
イタリア入国前日までカバーしており、
また、イタリアでお世話になる学校に質問すると、
入国後、滞在許可証を申請する時に加入可能で、
それまでの数日間は旅行保険で補えるし
(私の場合、1時間しかかからない国からの入国なので、
入国日にそのまま手続きすればその必要もない)、
実際他国からの留学生は皆、それでヴィザの許可が下りている、
とのことだったので、
そのことをメールすると、
「全滞在期間をカバーする保険加入証書のコピーが必要です。」
と、前回のメールをコピペしただけの返事にびっくり。
だーかーらー。
また、メールで説明。数日後、
「では、前もってイタリアの保険に加入してください。」と。
パートナーの加入している保険会社に尋ねると、
まだ住所の無い人に保険は作成できません、と。
ま、そりゃそうだ。
これを、メールで伝えると、
「では、スイスで保険に加入してください。」と。
???
ま、とりあえず、ばかばかしいと思いながら、スイスの保険会社に質問。
スイス人でもない人のためのイタリアの滞在保険など存在しません、と。
ま、そりゃそうだ。
それを、伝えると、
「とにかく、何でもいいから保険に加入して、その証書があればいい。」と。
もう、返事になっていません。
この押し問答を見かねた、私のパートナーが、
何をそんなに揉めることがあるのか、お前の語学力の問題なだけじゃないか、と、
領事館のホームページへ。
にらめっこすること約2日。笑
「イタリア人にも理解出来ないものが、外国人に理解できる訳ない!」
二人で領事館に直接乗り込む質問しに行くことに。
前回と同じく、また、受付の人が、伝言ゲームを開始、
するとパートナー、
「あなたと話しても埒があかないから、直接話させて。」と。
受付、
「では、ヴィザに関する面会は、●曜日の×時から△時で、あなたがたの順番は…」
と始めた瞬間に、パートナーがどギレ、
パートナー
「時間がない中、何度質問しても、あなた方がきちんと答えられないために
わざわざきてるのだから、担当者に会わせろ!」と、もう誰も止められません。
結局、担当者に会うことが出来、
イタリア人が読んでも全く理解できない文章の説明を求めるとともに、
私のような場合に関して、本当ははっきりとした決まりがないから
答えられなかったんじゃないかという指摘をすると(怒鳴ってませんよ)、
担当者、
「…………。おっしゃる通りです。返す言葉もありません。」
続けて、
「最終的に受理するかどうかの決定権は私にあるので、
私が責任もって処理しますから、保険加入証書以外を提出してください。」と。
こうして、申請した期間以上の期間の滞在を許可するヴィザを獲得すると同時に、
私のヴィザ取得劇場は幕となりました。
今回、私個人の場合であって、必ずしも同じようには行きません。
また、担当者によっても変わってきます。
ですので、質問にはお答えしますが、苦情はお断りします。