先日、とある方のブログを偶然目にした時に、こう書いてありました。


【ひとりっ子は欲深い】 と。



「ケーキが一つあったとして、兄弟のいる子は取り合いになるので

一見、欲深く見えるけど

でも、本当に欲深いのこそ

ひとりっ子」


だというのです。(; ̄ェ ̄)



「それは、ひとりっ子はいつも自分の物になることを知っているから。

争うことがないので、一見穏やかに見えるけど

確実に全部自分の物になると知っているから

ひとりっこは欲望の強い、誰よりも欲張い!」


そう言い切っておられました。



いや、ケーキ欲しさに

泣くわ、わめくは、

ワガママを言いまくって

親も子に言われるがまま従っているとかならね

それは兄弟いようが、ひとりっ子だろうが欲深いでしょうよ?

でも、ひとりっ子だから、全部自分の物に出来るから…

それ違くね?!!!!


ひとりっ子の親って、案外その辺をしっかり教育してる人の方が多い気するしね。

同じワガママを兄弟のいる子

ひとりっ子がそれぞれ言ってたとしても

「ひとりっ子は親が甘くなるからワガママになりやすい」って思われがち。

だから、ひとりっ子の親は兄弟っこママより意識して子育てしてたりするんです。



「その欲深さを認めて(笑)エネルギーとしてだせば

自分の世界を作り上げるのが得意な一人っ子。

ただ、組織のなかでトップに立とうとすると、また一人っ子が足かせに。」


   もぉ、なんだか… 

   あまりに酷過ぎて  笑うしかない



一人っ子は欲深いから 「人と一緒に分ける」ことが抵抗を感じるんだって。



その後も、なんちゃらかんちゃら。



その方は、カウンセラーの様で、いろいろ講座をされているようですが

正直…


( ̄へ  ̄ 凸 




うちの子、一人っ子です。

確かに、そんなに「物」に執着しませんよ。


小さな頃から

自分の好きなオモチャをお友達に奪われても、お互いにオモチャを持った手を離さずに引っ張り合うような争いをしたことがありません。


自分のオモチャを、自分の宝物を、

お友達も気に入ってくれたことが嬉しい。

自分のオモチャで楽しく遊んでくれたら

「これ、すごいでしょ? いいでしょ? 楽しいよね!」って思うらしいのです。


自分がそれで遊びたくても

待っていれば、その子もオモチャを手放す時がくるから

それから自分が遊べばいいのだそうです。



自分の大好きなオヤツ。

お友達と同じように分けたけど、もっと欲しい!と、

お友達が言えば、自分の分をあげることができます。





息子は、決して無理にそうしたわけではありません。


我が家では

おかずがお皿に最後1個残れば

「食べていい?」ってみんなにききなさい。


大皿で出されたお菓子なども

率先して、我先にと手にしないように

先ずはお客様、次がパパ、次にママ、最後に自分。

そう躾けています。


一つしかない物はママと半分。

ママがいらない時もあるから、その時は全部食べていいよ。

でも、いつも全部食べられるわけじゃないよ、そう教えています。


大人が話をしている時には割り込まない。

話題の中心がいつも自分ではない。

ワンコもいるし、息子がいつでも優先されるとは思わせてはいません。


そんな我が家。

時には、一つのケーキを巡って、家族みんなでジャンケン争奪戦です。

子供だからと、絶対食べられる訳ではありません。

泣いても、臍を曲げても大人は屈しません。


ルールですから。


   ゲームも、子どもだからといって

   毎回勝たせてあげることはしません。


   勝負ですから。


でも、そんな時

必ず一口二口は分けてあげるのです。



息子はひとりっ子だけど
ひとりっ子の特権をあまり感じて育ってはいないのです。

普段の生活の中で

「我慢」を覚えたからできる事。

お行儀を教わったからできる事です。


そして、「あげたい」と思えたから、

息子は素直に自分の心にしたがって行動しているわけですが…




なんか、すごく、すごく


【本当に欲深いのこそ ひとりっこ なのです!】 って、言いきられて


すごく、すごく、すごく、すごく悲しく

悔しく感じました。



ひとりっこだから

兄弟がいるからではなく

ひとりひとりの人間性の問題でしょ?


第一子の傾向

中間子の傾向

末っ子の傾向

一人っ子の傾向というのは、実際にあると思います。


関わりの中で、それは当然あると思います。



でも、【ひとりっ子こそが本当に欲深い】というのは …



ナンセンス!!!



じゃないかなぁ。