ヘルメットをしていたのになんで? | 奥多摩ラフティング・カヌー・カヤック・sup/コンセプト

ヘルメットをしていたのになんで?

昨日、御岳(みたけ)渓谷でカヌーをしていた方が浅瀬で転覆し頭を岩に接触、

ヘルメットをしていたのにもかかわらず、頭部を10針縫うという大けがをしてしまいました。

幸い後遺症の心配も無く、その後の経過も順調なようなので、ひと安心しましたが、

「ヘルメットをしていたのになんで?」

と思われる方も多いと思います。

理由は、彼のヘルメットのサイズが大きく、ぶかぶか状態だったこと。
ウチに担ぎ込まれた彼を見ると、はえぎわから頭頂部にかけて鋭いナイフで裂かれたような傷があったので、
岩に引きずるように接触したためヘルメットが大きく後方にずれてしまい、
むき出しになった頭が岩をこするように当たってしまったと思われました。

私も長くカヌーをしていますが、こんなケースは初めてです。
傷の場所が頭だっただけに、今回はこの程度の怪我で済んで、むしろラッキーだった考えてもいいと感じました。
みなさんも充分気をつけましょうね。

ベテランのみなさんも、ぶかぶかヘルメットの人がいたら注意してあげましょう。

よくオデコを出してヘルメットをしている人が見受けられますが、これも危険ですね。
ヘルメットは正しいサイズのものをオデコを守るように深くかぶって着用しましょう。

ついでながら、転覆する時は顔からではなく「背中から落ちる」よう癖つけるといいです。
言い方を変えると、あきらめよくロールのポーズを取りながら「沈」するのが最も安全な「落ち方」です。


御岳渓谷で事故に遭遇したら、「御岳ライフセーバーズ協会」に気軽に声をかけてください。
場所は御岳大橋上流100m、左岸遊歩道沿いにあるみたけカヌー教室&多摩川ラフティングツアー内です。

この当たりは救急車を呼んでも30分以上かかることが多く、
当協会の車で病院に搬送した方が良いと判断できることも多いです。

小田弘美/御岳ライフセーバーズ協会(080-5516-1104)
御岳によく来る人は、今すぐ携帯に登録しておきましょう。