前回の内容はこちら ユウ(9)
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彼にフられて少しはあまり実感がなくて、もしかしたらまた前 みたいにすぐもどるんじゃないかなー
とか思ってたりもしました。
しかし、1週間もたつと、もうどうしようもない虚無感。
心にぽっかり穴があいたように、ほんとーに何もやる気がおきなくなってしまいました。
家の中を見渡せば、彼との思い出がいっぱい。
あのライトは一緒に買いにいったやつだ。
このテーブル組み立ててくれたやつだ。
この服はユウがかわいいね、っていってくれたやつだ。
このソファでよくうたたねしてたな。
あのポストイットでよく置き手紙のやりとりしてたな。
ユウはこの歯磨き粉の味嫌いだったな。
あとからあとから思い出が湧き上がってくる。
涙がとまらない。
なんで・・・なんで別れてしまったんだろう。。
私は毎日毎日夜になると泣いていました。
時はちょうど社会人3年目の春。
社会人なら一度はなったことのある、「自分はこのままここで働いていていいんだろうか」
という、悩みに私もぶちあたりました。
しかし、いつもそばにいて相談に乗ってくれたユウはもういない。
当時の私はユウにべったりだったので、女友達とも男友達とも遊ばなくなり、
相談できるような友達がいなくなっていたんです。
将来への漠然とした不安。
一番近くにいてくれた存在がいなくなったこと。
そして、気付けば、私の周りには誰もいなくなっていたこと。
2つ目がとても大きなウェイトを占めていたことは言うまでもありませんが、
徐々に私は食欲を失い、気付けば体重も40キロを切り、
診断の結果、うつ病と診断されました。
会社でいきなり激しい胃痛で倒れ、救急車で運ばれたこともありました。
そんなこんなで仕事も早く上がらせられるようになりましたが、早く家に帰ったところで
待っていてくれる人がいるわけでもないし、飲みに誘ってくれる友達がいるわけでもありません。
お腹もすかないので家からでることもありません。
休日もただ、ひたすら家にこもり、テレビとネットをし、
部屋に残されたユウとの思い出を見ては、泣くという、完全に悪循環の毎日でした。
しかしね、どんなにひきずっているとはいえ、
やはり時が解決してくれるんですね。
夏を過ぎるころには、段々気持ちもおちつき、
体重も元に戻ってきました。