『神様とのおしゃべり』という本が

一部のスピ初心者の間で評判になっている。
妻が読んでいたので借りて読んでみている。
まだ全部読んでない。

それでも、いたるところに???な
奇術記述が目につく。

その原因のひとつは著者が
言葉の定義を明確にしていないからかもしれない。

神さまとのおしゃべり

神さまとのおしゃべり
著者:さとうみつろう
価格:1,500円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る




例えばコレ。

見る人の解釈だけ

バラは違ってみえている!? p.36


そんなことないでしょ!
って普通なら思う。
そうそれでいいんです。

違って見えているはずないから。
違っているのはバラに対する印象、思い入れです。

バラそのものはだいたい同じに見える。

もし、花屋さんを1,000人集めて、
バラとチューリップとユリの3つの花を見せて
「バラはどれですか?」と質問して
間違う花屋がいるでしょうか?

1000人の花屋が全員バラに対して
同じ解釈をしているとは思えません。

しかし、間違いなくバラを選びます。

それはバラを同じように認識しているからでしょう。

あるいは真っ赤なバラを見せて、
このバラの色は赤、黄色、白のどれですか?
と質問して健常者が赤以外を選ぶでしょうか?


素粒子が観察者の影響を受けるからって
同じバラまで見る人によって色や形が違ってみえたり
ましてや見えたり、見えなかったりすることはない。

目の前にバラがあるという現実は万人共通。

こんな罠がこの本のいたるところにあるので用心が必要です。