子どもが感染すると親も濃厚接触者として自宅待機になり、在宅ワークをしながらお子さんの面倒を見る人も増えているそうで、大変なことと思います。うちの子を保育園に預ける前の2年半を思い出します。独身の頃なら1日でできたような仕事に1週間とか10日とかかかって、仕事できなくなったなぁ自分、と落ち込んだり。子どもが寝ている夜中に仕事しようと思っても夜泣きされたり。夜泣きが比較的落ち着く早朝が、いちばん仕事が捗ったっけ。


あるお宅の在宅ワークの様子をテレビで見ていたら、母親がリモートで打ち合わせの最中にお子さんがソファに粗相、というシーンがありました。これについては、あるあるだなと思ったのですが、疑問を覚えたのは父親の対応。母親に向かって「おい、しょんべんしたぞ」、そして母親は「いったん切るね」と打ち合わせを中断。

なぜお父ちゃん、自分で片付けない?お母ちゃんは大事な打ち合わせ中でしたよ。この男はきっと普段からそんな感じで、自分の手は汚さず、面倒なことは全部母親に押しつけているんだろうなと思いました。

世の中はこんな役立たずの男で満ち溢れているのでしょうか?

「父親は長男」状態でお母ちゃんだけが大変そうなお宅、私の知る範囲でもあるあるです。通りすがりの見知らぬおばちゃんのほうがよっぽど手助けしてくれる。


そんな話を見聞きするたび、恵まれた我が身をありがたく思います。実家も親戚も遠く、引っ越したばかりで友人もなく(もともと友人は少ない)、そういう類のツテを頼ることはできなかったけど、夫が良き理解者良き協力者で、気持ちにゆとりを持っていられました。もちろん今も。


自慢かよって?

はい、自慢の夫です。

おかげで娘は、私よりも夫のほうに懐いていますが。私への反抗期はあったけど、夫には反抗しなかったし。

でも、優しくて思いやりのあるほうに懐くのは当然の結果と、心底納得しています。