娘の通う剣道教室の先生は

御歳70を過ぎておいでですが

しばしば面をつけて稽古してくださり

こてんぱんにやっつけてくださいます。


性別の違いを差し引いたとしても

一般的には14歳が有利に思えますが

そんな一般論は全く通用しません。

ありったけの力で打ちかかっていく娘を

軽くあしらっては小手、面、胴

無駄の無い動きで矢継ぎ早に決めていきます。

時にはわざと胴を空けて打たせたり。

でも次の瞬間にはバッサリと。


一生続けられる剣道を、がモットーだそうで

そのためには基礎をしっかり身につけさせたいと

日頃から仰っている先生は

言葉で指示を出すだけでなく

身をもってお手本を示してくださっています。


おかげさまで

「もう何べんも死んでる。」

が娘の口ぐせです。

その日は小手ばかり取られたそうで

ぐったりしながらボヤいていました。

ありがたいことです。

完膚なきまでに叩きのめされる経験は

一生の宝です。

何べんでも斬られておいで。


総体まであと2週間を切りました。