先日とある大会会場の一角で
中坊がたむろしておりました。
そこへ一匹の蜂が現れました。
足長蜂だったと思います。
「やべっ! 刺される!!」
騒然となりかけたその時
ひとりの少年が立ち上がりました。
彼は竹刀を上手に操り
窓枠のコーナーまで蜂を追い詰め
竹刀の先端でぎゅーーーっと
押し潰しました。
「よし、窓閉めろ。」
???
「蜂は死んだらフェロモン出すんだ。早く閉めろって。」
だったら開けるんじゃないの?フェロモン浴びたいの?
そうツッコミたいところをグッとこらえて見ていると
回りにいた子たちが
「竹刀大丈夫?」
と彼に尋ねました。
「俺んじゃねーから。」
「えっ!?誰の?」
「知らね。」
「これ、結構いい竹刀じゃね?」
「知らね。」
ずっと黙って見ていようと思っていた私ですが
「もー何やってんの。」
思わず声に出てしまいました。
「はい、蜂殺してます。」
そこは真面目に返事するんだ。
蜂バスターの彼は
実はなかなかの使い手です。
お父上は厳しい方と聞いています。
幼い頃から鍛えられ
真面目に育ってきているのでしょう。
咄嗟に手もとにあった竹刀で対処する判断力も
確実にしとめる腕前も、さすがです。
でも、やんちゃだ。
言動がいかにも“男子”という感じで
健全だなーと思いました。
蜂が死んだあとの会場は
なんだか蒸し暑くなりました。
蜂の呪いか?
それとも竹刀の呪い?(持ち主の方、すみません)
正解は、窓を閉めたから、でした。
中坊がたむろしておりました。
そこへ一匹の蜂が現れました。
足長蜂だったと思います。
「やべっ! 刺される!!」
騒然となりかけたその時
ひとりの少年が立ち上がりました。
彼は竹刀を上手に操り
窓枠のコーナーまで蜂を追い詰め
竹刀の先端でぎゅーーーっと
押し潰しました。
「よし、窓閉めろ。」
???
「蜂は死んだらフェロモン出すんだ。早く閉めろって。」
だったら開けるんじゃないの?フェロモン浴びたいの?
そうツッコミたいところをグッとこらえて見ていると
回りにいた子たちが
「竹刀大丈夫?」
と彼に尋ねました。
「俺んじゃねーから。」
「えっ!?誰の?」
「知らね。」
「これ、結構いい竹刀じゃね?」
「知らね。」
ずっと黙って見ていようと思っていた私ですが
「もー何やってんの。」
思わず声に出てしまいました。
「はい、蜂殺してます。」
そこは真面目に返事するんだ。
蜂バスターの彼は
実はなかなかの使い手です。
お父上は厳しい方と聞いています。
幼い頃から鍛えられ
真面目に育ってきているのでしょう。
咄嗟に手もとにあった竹刀で対処する判断力も
確実にしとめる腕前も、さすがです。
でも、やんちゃだ。
言動がいかにも“男子”という感じで
健全だなーと思いました。
蜂が死んだあとの会場は
なんだか蒸し暑くなりました。
蜂の呪いか?
それとも竹刀の呪い?(持ち主の方、すみません)
正解は、窓を閉めたから、でした。