一時期、娘の仲良しのお友だちから、ほぼ毎日のように電話がかかってきました。

主な要件は、翌日の宿題や持ち物を尋ねたり確認したりすることなのですが

用が済んだ後も、なにやら話し込むことが多く

通話はほぼ毎回、20分前後に及びました。


ある日ついに

「用件だけにして」

彼女のお母さんから、そんなお達しがあったそうです。

そりゃそうだわ。

むこう様には、多大な通話料金の請求があったであろうことを思うと

たまには、こちらからかけなおせばよかったと、少々反省であります。


娘曰わく

話したからって、どうにかなるわけでもないし

話さなきゃ話さないで、それでも済むことなんだけど

なんだか喋っちゃうんだよねぇ。

だから、おばちゃんたちが長話をする気持ち、わかる気がする。


この件に関しては、私から娘に教えることは、もう何もありません。

まさしくその通りだから。

おばちゃんたちの会話の情報量は極めて小さく、冗長度が大きいものなのです。

おばちゃんたちの会話には、情報伝達“以外”の目的がある

いや“以外”のほうが大きいと言っても過言ではありません。

早くからこの真理に気づいた娘は、将来きっと

立派なおばちゃんになれることでしょう。


最近は、そのお友だち、電話をかけなくても良いようにと

きちんとメモを取ることにしているそうです。

がんばれ~