第43回世界体操選手権、いよいよ最終日を残すのみとなりました。

メルボルンやロンドンやロッテルダムとなると、おいそれとは行けないけれど

東京なら、頑張ればなんとか行ける

ということで昨日(10/14)1日だけ、男子個人決勝の観戦に行って来ました。

競技中の様子はすでに放送されていますし、結果も周知のことですので

感想のみ、少々述べたいと思います。

場内は撮影禁止のため、文字オンリーです。



TV放送でもそうだったように

場内でも、日本人選手を強調するアナウンスが目立ちました。

個人総合決勝出場者24名が4班に分かれ

各班ごとに異なる種目を並行して実施しましたので、

ほぼいつも、4人の選手が同時に演技していたことになります。

しかし、名前を呼ばれる選手とそうでない選手がいます。

もちろん、同時に4名を紹介することはできませんので

誰かに絞って、となると日本の選手が優先。

日本の選手の出番ではないときは

大きな大会で上位入賞など、実績のある選手を紹介。

日本で開催されているのだから、それもありなのでしょうか。

もちろん、内村選手も山室選手も実力があり

素晴らしい演技を見せてくれましたので

ありなのだろう、きっと。

でも、はるばる遠くから海を越えてやって来てくれ

旅の疲れを抱え、時差ぼけに耐え

見知らぬ土地で言葉に不自由し

心細い思いもしているかもしれない

そんな海外選手たちに、もう少し温かいスポットを。

観客がごひいきの選手を応援するのとは違うのだから。


と言いつつ、私も内村選手と山室選手の応援には力が入りました。

いいんだもん。いち観客だから。

観客席からも、内村選手と山室選手のときに大きな声援と拍手。

「航平ガンバ」「光史ガンバ」の声援がそこかしこから。

友達か~い。


そして、競技が進むにつれ、場内は盛り上がりを増し

海外からの選手の演技にも拍手が大きくなっていきました。

拍手と声援に応えて、選手が素晴らしい演技を返してくれると

更に大きな拍手と声援。

技が決まったとき、特に着地が決まったときは

場内が一体になってスタンディングオベーション。

その感動と興奮は生ならでは。


もちろんTV放送も、帰宅してから録画で見ました。

TVでは、選手の演技や表情をアップで見ることができたり

観客席で見たのとは違うアングルから演技を見直したりと

また違ったおもしろさが。

1日だけでも、両方味わえた私は幸せ者です。

「せっかくだから行ってくれば」と背中を押してくれた夫と

「ゆっくりして来てね(しめしめ)」と快く送り出してくれた娘

ふたりに感謝しつつ、まだまだTVにかじりつきます。

種目別も総集編も、見るぞ。



こんな大きな大会が日本で開催されるのは

またしばらく後のことになると思います。

願わくば、海外の大会でも日本の選手たちが温かく迎えられ

大きな声援と拍手の中で演技できますように。