先週末、電子レンジが停止しました。

表示されるエラーメッセージはなんらかの故障を意味していて

対策は「販売店へ連絡」。

昨日、販売店から連絡を受けた電気屋さんが修理に来てくれ

なんと小一時間で電子レンジが蘇生しました。

プロの仕事すごっ!

電子レンジを使えない数日間は不自由しましたが

それを挽回して余りある経験ができました。


写真は撮らなかったので、お見せできないのが残念ですが

まず、玄関に現れた電気屋さんの持ってきた工具箱に、大興奮。

使い方も名前もわからない工具がぎっしり。

すごいですねと声を上げたら「これでも足りないくらいです。」ときたもんだ。

何カ所かネジを外し(アタマのではありません)

カバーを外すと、内部が露わに!

基盤やゴツいコイルや小型のファンに大興奮。

好奇心が一気に人見知りを凌駕し、ひたすら電気屋さんにまとわりついては質問責め。

さぞかし鬱陶しかったことでしょう。ごめんなさい。

私の相手もしながら、速やかに原因を突き止めた電気屋さん。

「インバータとマグネトロンが壊れてますから、交換します。」

鮮やかな手つきでインバータ基盤を外すと、私のほうにぽんと渡してくれました。

興奮度MAX(≧∇≦)。

大小様々色とりどりのコンデンサ

大きなゴツいコイル

そこかしこにはめ込まれた抵抗

そして小さなマイコンチップ。

基盤の裏側はキレイにハンダづけされています。

表を見ては裏を見、また表を見ては裏を見、何度かひっくり返すうちに

コンデンサが一個破裂しているのを発見。

「そこが壊れたからインバータが壊れて、そのせいでマグネトロンも壊れたんです。」

へぇー!

「こんな壊れ方をしたのは、初めて見ました。」

え?そうなの?なんでだろ?


私がインバータに気を取られていた間に、部品交換は完了していました。

え?もう?聞きたいこといっぱいあったのに。


電子レンジにカバーをかけてネジをしめて、何やら設定をして、修理完了。

その間も、チャンス逃さじとまとわりついては、いろいろお話を伺いました。


電気屋さんにも得意不得意がある。

うちに来てくれた方は、エアコンが得意。

苦手なものはほとんど無いが、唯一IHが苦手。

エアコン修理をしていて、感電したことがある。

しかし、感電よりも蜂や蛇のほうが怖い(室外機の中にいることがある)。

などなど。

作業は熟練を要するし、危険も伴うし、身体的にきついときもおありでしょう。

なのに、なんだか楽しそう。



電子レンジの舞台裏も見たし、電気屋さんのお話も聞けたし

緩んでいたアタマのネジも、いい感じにしまったか?