福島原発に関する報道の中で、放射線の量に関して

ミリマイクロということばが飛び交っています。

発表された数値をどう受けとめてよいのか戸惑いますが

ミリマイクロの換算がスムーズにできれば

解釈が少し楽になるかもしれません。

と考えましたので、換算例をいくつか示します。


※放射線の専門家ではありませんのでご了承ください。



ミリ(m)は 1,000分の1、マイクロ(μ)は 1,000,000分の1

…をあらわす接頭辞(詳細はwiki など)です。

小さな数を表すときに便利です。

換算は次の通りです。
La vita e bella-ミリ⇔マイクロ

人体に対する放射線の影響(wiki )」によれば

1シーベルト:急性放射線障害

La vita e bella-1シーベルト


250mシーベルト:白血球の減少

La vita e bella-250mシーベルト


1mシーベルト:一般公衆が1年間にさらされてよい放射線の限度

La vita e bella-1ミリシーベルト



個人的解釈ですが、シーベルトという単位は

顕著な放射線障害が起こる危険な量を1とするよう定められている

という印象を受けます。

それと比較すると

わたしたちが日常さらされている放射線の量や

通常の状態での原子力発電所から放出される放射線の量は

ごくごくわずか( wiki神奈川県庁東北電力サイト など)の

0.0000…シーベルト

これを読み取ったり書き写したりするときに

ゼロの個数が少ないほうが手軽にできるので


放射線量を表すには通常マイクロ(μ)がよく使われ、

1000μシーベルト(= 1mシーベルト)を越えると

日常レベルを超えたものとして扱われるのだと思います。

※専門家ではありませんので、あくまでも私見です。



以後、ミリ(m)⇔マイクロ(μ)を同様に換算しながら

東電のサイトにある

福島第一原発の正門などの放射線の値(3/11~15)

をふたつだけ見てみます。


3/15 午前6時 正門においてγ線が 73.2μシーベルト

 (0.0000732シーベルト = 0.0732mシーベルト = 73.2μシーベルト)


午前8時以降上昇し始め、午後0時5分にはγ線が 2431μシーベルト

 (0.002341シーベルト = 2.341mシーベルト = 2341μシーベルト)


※風速や風向きの影響もあるようです。



本日(3/16)午前11時すぎの枝野官房長官らの発表によれば

午前10時45分6400μシーベルト

 (0.0064シーベルト = 6.4mシーベルト = 6400μシーベルト)

11時ちょうど3391μシーベルト

 (0.003391シーベルト =3.991mシーベルト = 3991μシーベルト)

とのことでした。

※ニュースを見ながらのメモなので参照元はありません。




シーベルトという単位は、wiki


「単位の小事典」(講談社)


などで参照できます。