自分も子供の頃から博物館が大好きなもので、子どもたちにも時間のある夏休みに生きた勉強を…というわけで何度か博物館に連れて行きました。旅行に行った際も、旅先に博物館があるとよく立ち寄ります。
・東京国立博物館「遣唐使展」
率直に言って、子どもにはかなり難しく、退屈な展示だと思います。しかし、子供向けの音声ガイドのレンタルがあって、次男も、なんと6歳の長女も楽しく見ていたようです。後で聞いてみたら、「う~ん、むかし、中国に勉強に行って、日本に帰れなくなって中国で死んじゃった人のお墓…」とか言っていたので、そこそこ解ったのでしょう。
別コーナーで拓本や書写のワークショップもあって、子どもたちは興味を持って取り組んでいました。
・国立科学博物館「縄文VS弥生」
こちらの方も音声ガイドがあって、また、縄文土器や石器を作る体験コーナーにも参加してきました。本当に土をこねたり石を割ったりするわけではなく、樹脂ですが…
東京国立博物館は文系(歴史・文化…)、科学博物館は理系(生物、物理、地学…)、のはずですが、なぜ科学博物館で縄文?弥生?と思ったら、「縄文VS弥生」の展示には、考古学(文系)VS人類学(理系)というアプローチも仕掛けてあったようです。ま、文系・理系という固定観念がもう古いのかもしれませんね。
・国立歴史民俗博物館
ここは自分の町からは車で1時間かからずにいけるので便利です。自分も10数年ぶりに訪れました。
展示スペースも拡大され、一段と面白くなっていました。この博物館の切り口はちょっと変わっていて、「民俗」なので、一般民衆の歴史です。身近な生活の変遷をたどるのは興味深く、楽しいものです。昔民衆の間で流行っていた芸能や生活用品を現代に置き換えてみると何に当たるかな?などと考えると、人間って、今でも昔でもやっていることはそう変わらないんですね~
この博物館は音声ガイドはありませんが、子供向けのクイズがあって、各展示のポイントになるところに設問が仕掛けてあり、これがなかったら流してしまって「つまらなかった」となってしまうところを真剣に見るように仕向けるようになっています。なかなかうまい演出だと思いました。
かくして、次男・長女をうまく「博物館好き」にすることに成功しました…