新社会人計画!! -4ページ目

広告からIT企業システムエンジニア!?

「広告はやっぱり人気あるし、理系の君が狙うには相当の覚悟と行動力がいるよ。ただ、どうしても広告でないと駄目!というわけではないのなら君に紹介したい企業があるんだけど・・・。」



僕は少しモチベーションがあがりました。  はじめから広告でなくてはならない理由などどこにもなかったからです。  



「でね、紹介したい企業というのが大阪にあるIT企業のSE職なんだけどどうかな?」


ん・・・・実は僕は大学では情報を専門に勉強していて周りはたいていSE目指して勉学に励んでいます。

なのに僕はすんなり、SE職のインターンを引き受ける事ができませんでした。

 なぜなら、学校での研究、実験でもそうなのですが、ずっとイスに座って何かを作るという作業がどうしても好きになれなく、よく手をぬいては頭のいい友人のレポートをコピーしてペーストするような学生だったのです。そんな僕が学生など一人もいない、みんな自分の人生をかけて働かれているIT企業の会社内でどんな顔をして仕事をしていいのかもわかりませんでした。


「これは無理だ・・・。」


最初はそう考えていました。でもよくよく考えるとインターンの経験を無理にでも積み、それを就職活動で利用すれば、就職は成功できる??? 


最低な考えが頭に過ぎりました。  


「フフ・・・・このインターンで僕の就職活動は成功なのでは!?」


僕は真剣にそう考えてインターンを引き受けることにしました。  



(今ふりかえると本当に最低です。

 ここまで読んでくださった人・・ここで見捨てずもう少し読んでやってください。最低なのは十分承知です。)

なんとなくインターンシップを

そんな時、就職活動はまず、インターンシップ!? それが何かも知らずに、やってみることにしました。一人では心細い僕は回りの友達を誘うことにしました。


しかし・・・友人は大学院に進学するからといっていっしょに受ける態度をしめしてくれません。


僕は一人でやることにしました・・・・。





最初は何の仕事をやるのか・・ここから決めなければなりません。


「将来これがやりたい!」


というイメージのない僕は広告会社のインターンシップに応募することにしました。 


 理由は単純!


社会人でもモテソウで金がもうかり、仕事が楽しそうだから。

いってしまえば ただなんとなくなんですが、結果は、即却下・・・。

今思えば当たり前です。

面接でも自分が今までやってきたこと、広告に対する熱い気持ち!? なぜインターンを受けるのか・・すべてかが空回りしている面接です。  


「はあ~。」


ため息が出てきました。


 しかし、そんな時僕の携帯電話がなりました。

就職活動開始!

大学生活!就職活動が始動! 時は04年5月大学三年生・・・・

(自分の将来が不安になってきた頃です。)


何をしていいのかわからない。でも就職は失敗したくない! この頃は社会の知識も、自分の将来のことも、特別な趣味も彼女も・・何もなかったときです。


正直自分の学生生活に満足など全くしていませんでした。


就職活動で見返してやる! 社会人になってからはうんと人生楽しんでやる!何をやるべきか、何もわからんががむしゃらになってやる! そんな事を考えているときでした。

コムサの話終わり・・・とちょっと

ここで僕がコムサの仕事で苦手だったことを突然ですが、書きます。


コムサは親子連れの客が多いので幼稚園時くらいの子が多いのだが、その子たちと馴染みながら仕事をやるのは最後まで苦手だった。



         僕:「キャ・・キャンディーいる?」

         子:「フ・・・いらんわ・・・。」

         僕:「そっ・・そうか・・・。」



 こんな感じです。 

 

 今でも子供相手に遊ぶ時は肩に力が入ってしまいます。

 せめて自分に子供ができるまでにはなおしたいですね・・・。



  

販売に今まで加担したことがない商品、つまりいきなりレディースや子供で販売しなければならなくなっても僕は販売ができない。



  知識がないが、どうにか工夫して話をし

 

 「自分はここの担当じゃないがちゃんと接客しますよ。」


  という態度で上手くやる先輩方がいたが、僕はどうしても商品のことを知らないと不安で、やっぱりその販売方法はできなかったように思う。





自分は大声をあげて客寄せするのは苦手だった。


  販売の仕事なのでやるには、やっていたが・・・・・やっぱりそれは特別上手くやってしまう先輩がいたので任せっぱなしでした。


  一度大きな声で声出しをしたが、コムサの目の前のケーキ屋さんの女の子がそのギコチナサに半笑いを・・・傷ついてしまった。




                            以上です。

雑貨の仕事・2

 休みの日で仕事をやるとお客様は集まるし、ただ見ているだけではなく本当に購入目的で来れれるお客様が多いのでその日は僕の力を最大限に出せる場だ。


 財布を探されている客なら、その客の欲しがっている財布を一列に並びかえ一つ一つの特徴、そして良いところ悪いところ、を客に解説する。

 

 絶対に言うようにしているのが商品の悪いところで、ほぼ100%に近い(本当に探されているお客様の中で)お客様がその悪いところに気づき、その心配はないのかと僕に尋ねるケースが非常に高いので、あらかじめ言っててしまいます。


でもこれはこういう良いところがある!」


という言い方をすればお客様の警戒心も解け、僕自身も販売がしやすいのでずっとそのやり方で仕事をするようにした。


 リズムにのってくるといっきに何人にも接客をしたり、ものの30分くらいで2、3万くらい売り上げた時もあった。

 財布に関してだけは誰にも負ける気がしないようにも思えるくらいになり、自分に大きく自信がついた

雑貨の仕事

 販売の仕事で特に力を入れて仕事をしたのが、財布だった。


 コムサの財布は値段が安いので販売しやすいというのもあるが、プレゼント用とかで一括購入される方などもいて面白かったりするんです。(2000円くらいの定期入を40個くらい、つまりいっきに8万円分くらい?)


恋人や家族へのプレゼントとして使われる方もいれば、ビジネス用として買いにこられる方など様々なお客様に接客ができます。

雑貨大好きです!

 この仕事をやりだしたときは、メンズでかっこよく販売をしたかったのですが、雑貨という最初は望んでいなかった場所でも担当してみると色々と考えがかわった。


 僕は本当に必死で商品を研究し販売につなげれるように努めたし、


「メンズにcannarexさん行きたくないの?」


と聞かれても、


「雑貨がいいんです。」


と即答するほど、雑貨にのめりこんでいた。

クレーム

自分はぬけてるところが多いので人一倍クレームが多っかたです。









時計はあまり売れることもなかったので商品研究を怠っていたのですが、ある時、時計を買われるお客様が来て、僕が接客することになった。

 

 僕は聞かれることがわからなかったので質問されるたびにリーダーに聞きに行くとそのお客様は僕をしかりちらした。





 その時の僕は分からないこと、少しでも不安なことがあると自分で解決しないで、責任者に聞くように言われていたので、その通りしたつもりだったのに、そのお客様はそれが気に食わなかったようで、30分くらいずっと僕を怒り続けた。



 僕はそのことが相当こたえて、それから商品研究はどんなものにもくまなくするように心がけるようにした。







 そういう積み重ねで自分なりのえらそうな販売論みたいのものも持つことができるようになり、おそらく今まで生きた中でも一番成長することができたのだろう。



 そんな意識を持てて仕事をしていたので、他の店へ一日ヘルプに行くと、あきれかえっていたことが多々あった。あまり口に出すと生意気とか思われそうではあるが、ある店の店長などには自分がケリを入れたくなるほどに、イライラしたのも覚えている。



コムサと関係ない電化製品などの店を歩いていても

「これはダメだ~」とか、

「こうしたらいいのに。」とか考えられるようになってきて

おり自分が生意気に成長できていることが今思うと本当に嬉しく思う。

仕事・・・やりがい

夏休みが明けるとき、他のカテゴリーは低迷してきていた中、僕の店の雑貨だけが全国の売上2位という実績を残すことができた。



朝礼の時、みんなの前に一人でてくるように言われ拍手をもらうことができた。

 

 それからは他のカテゴリーの人も認めてくれたのか、雑貨のことなら自分に聞いてきてくれるし、メンズの人に限ってはメンズ売り上げを伸ばすために僕にメンズ商品の販売をするように頼んできてくれたりもします。

 本当に自分がいいと思えるメンズ商品などは販売がしやすく、一つの商品を一日で何万も売り上げていけました。


 今思うとすごく充実していたんだなあと、思えます。

壁・・・

しかし、良い事ばかりではなく仕事をすると嫌なことも多々見えてきました。



 

実績を残すことに夢中だった僕にある先輩から、


 「僕たち新人が売り上げているのは、社員や自分たちのバックアップがあるからで、あまりうかれないように。」


と声をかけられました。




 実際、周りが見えていなかった僕でしたので、それは十分にあるとは思ったのですが、それから売り上げの申告をしないでおくように先輩から言われ、仕事が楽しくなくなってきました。


 先輩の顔を伺いながら仕事をするのも嫌でしたし、その職場は悪い噂が常にいきかうところだったので、仕事をしているのが凄く怖くなるようになりました。


 でもこの仕事でしか中々味わうことができない良いこともたくさんあったので、売り上げを申告せずにリーダーにさえ自分が頑張っているのが伝わればそれで満足することができたので、続けることができました。



 個人売り上げの数値として残すことができなかったので店長や副店長からは僕が手を抜くようになったとか言われ、同じアルバイトからはライバル視されることもなくなってきていました。


 しかし、僕は今まで以上にがんばるように努めていたので、リーダーから雑貨全部を僕一人に任してくれるまでになり、とても満足して仕事を行うことができるようになっていました。