志望企業!
自分はIT企業を中心に活動をしていたのですが、どこの説明会に行っても少し残念に思うことがありました。
それは、ITは事業内容が似ていれば、どこも同じようなことを言っていて全く違いが見つけられないことです。ですから、どうしてもこの企業で入りたいという企業が見つけられません。
エントリーシートの志望動機には取ってつけたような、事ばかり書きなんの面白みもありませんでした。
「企業はどういうことを書けば通してくれるかな?」
「こういっておけばいいように聞こえるやろ?」
こんなことばかり考えていたために、自分は志望している立場など完全に忘れている状態です。
大きな企業で、優良と言われているからエントリーしよう!
もはや、自分が人生がどうありたいのかなど全く考えていませんでした。
そんな時、外資系IT企業のヒューレット・パッカードの説明会に参加し、考え方が変わりました。
この企業の説明会エントリーも、ただなんとなくやったのですが、説明会での人事の人のセリフはものすごい僕に影響力を与えてくれました。
で再び参戦。
自分がもの覚えが悪く、習得の遅い事は小さい頃からよくわかっていたので、就職活動は本命の企業を受ける前に数をこなし慣らしていく手法を取るようにしました。
すると少しずつではありますが、緊張の度合いも和らぎ、言いたいことは伝えられるようになりました。
「以前は頭が真っ白になる一次面接も一次は、いける!」
自身が出てくるようにもなります。
面接猛特訓!
このまま就職活動をしていては、内定どころではなく一次選考すら突破できなくなります。
やばいです!
僕は家族や学校の友人に相談に乗ってもらい直すべきところ、相手に好印象を与えられる方法、何でもいいから教えてくれ! こんな感じで改善を図りました。
自分は黙っているより、しゃべり続けていた方が、良い印象を与えられる。 選考前は、周りの就職活動生の有無を言わさず、話しかけまくろう。 モチベーションが上がりきった状態が最良だ!
自分の面接トークはAV機器で録音し、何度も聞いて改善しよう。デジタルカメラの動画録画を使ってスーツ姿の自分がどううつるのか見てみよう。 就職活動経験者の姉に体験談を教わろう。どこまで他の学生が就職活動の準備をされているのかはわかりませんが、僕はこういう就職活動をしました。
そんな中でも一番相談にのってもらったのは、父親です。 新卒ではなく中途採用を仕事で行う機会のある父親に社会人から見た自分を本音で話してもらいました。 正直相談にのってもらえばもらうほど、社会人と自分との何かものすごい差のようなものを感じさせられ、愕然とする事も多々ありましたが、僕に非常に良い影響を与えてくれました。
自分が今までしてきたことが、どう社会で活かせるのか、企業調べのコツは何か、自分の考えに社会人が共感してくれそうなところは何か。本来なら自分だけでやる必要があるのかもしれませんが、父親と話していると、どんどん自分の将来像が浮かんできます。 結果的に周りに助けてもらってではありますが、猛烈特訓しました。
選考・・・一次面接。
はじめはNECソフトの一時面接。 時間は一人5分。
「トントン・・・・失礼致します。」
僕にとっての初めての面接が始まりました。
「立命館大学理工学部情報学科○○です。宜しくお願い致します。」
出だし好調!?と思いきや・・・
「志望動機は? コムサでの仕事で苦手だったことは? それをどう克服しましたか?」
今聞けば、答えやすい質問ともいえるのに、僕はぐだぐだ、話をしたあげく、
(質問なんだっけ? 自己PRしなきゃ・・苦手なこと? 今ちゃんと話せたんかな? もしかして2分くらいしゃべり続けてないか? ああ!これが頭真っ白になるってことか・・・ハハハ(笑?))
結果は一時選考で×。
愕然としました。
いっしょに受けた立命館大学の友人は
「なんや簡単な質問やったな。これはいけたな。選考ってさ3次くらいが難関らしいしさ」
もう何社も選考を受けたことがあるその友人はこの選考をなんとも思っていないような顔でもう次の選考対策を始めていました。
なんだ?この差は・・。これが僕の最初の面接です。
就職活動始動!
営業を中心に僕の就職活動が始動しました。
時は2月・・・各就職イベント、説明会、自己分析、エントリーシート・・・毎日、一分一秒と闘って活動していました。
営業志望の内気な僕の目には、周りの自分と同じ志願者ドモが、ものすごく大きな存在に見えています。
「うわ~うまいこと言うな。もの凄く笑顔でしゃべってるわ~」
「留学?そんなん俺してへんし・・」
大手ならエントリーしてくるのは一つの企業に1万5千人・・・実際に内定をもらって就職するのがその中の数十人から200人ほど・・・
倍率は・・・うっ・・・。
「やばいんかもな~」
と思いました。
営業一本で活動すると絶対おいていかれて仕事など決まらんとちゃうやろか?
「だから、お前には営業無理やって言うたやないの・・」
そんな事を誰かに言われそうな気がしてます。
そして各企業が説明会から選考に時期に入ってきました。
営業インターン、コンサルインターン・・そして
そしてエプソンで営業インターン、NTTでコンサルインターンに参加することができるようになりました。
エプソンのインターンは中身はアルバイトと変わることはなかったのですが、ここで大きな決意が生まれます。それは就職活動では、営業一筋で活動しようと思ったことです。
SEをやった後に営業活動をすると、コムサで接客の楽しさが湧き出てくるように感じられます。
僕は人見知りする性格ですし、インドア派・・・大人しい。僕の友人から言わせれば、営業とは対極の位置に僕はいると考えるでしょう。
ですが、やりたい仕事は営業!
それしかないと考えました。仕事のやりがいや自身ではSEよりはるかに接客の方が大きかったのです。 3つのインターンシップ、アルバイトの経験をしていて自分が一番やりたいのは営業だ。 もう決まっていたかのように決意することができました。
インターン終了・・そして新しいインターン
必死でがんばるも、インターンの終盤!
もうこの時には本当に多くの仕事経験を積ませていただいていました。
システム開発からWeb作成、法人営業や会議、書類作成、音声加工・・・もう言い出すときりがないほどです。毎日日記を書き一日したこと学んだこと反省点をまとめるようにもしました。
今でもよくがんばったと、自分に言いたくなるほどの内容のインターンでした。
そして、インターンが終了しました。
僕は夏休み前の自分を思い返すと、ITやPCのスキルなどに関して笑えてくるほど、無知だったと思えるほど、レベルが上がった気がします。
まあ、今も満足というわけではないでしょうが、少なくとも人並みのスキルはある!と自身が持てるようになっていました。
大学の友達と将来の話をしていても周りが、まだまだな気すらします。
(生意気な書き込みですが、口に出して言っていたわけではないですので・・・)
自分のほうが、少しは上!?と思えてくる時はインターンに行ってきたという手ごたえが感じることができます。
その時楽しい頃くらいから経済や会社、世の中の流れ、そして日本を代表する経営者の考え方に感銘を受けるようになるなどしてきました。
これは自分にとってはかなりの成長です。 以前はなんとなくインターンを志望していた自分が人より成長できていると手ごたえを感じられているのです。 社会人の人と経営本を交換しあい、バーで熱く語るのがたまらなく楽しいと思っていました。
本当にインターンシップに感謝です。
そこで僕は新しいステップアップに他の職でインターンを受けることにしました。
まだ夏休みも終わったばかりでしたので、探せばまだまだインターンはあると思い、ネットでかたっぱしからインターンシップにエントリーすることにしました。
そして・・・(続く)
猛烈に仕事!励みました!
「君たしか、ITを専門に勉強しているんだよね?○○ってわかる?うちでも少し利用しているんだけど、・・・・あっそうそうXMLが、~~~~で、linuxサーバに○○で・・・・」
何のことかわかりませんでした。 おそらく最初に会話を交わしSEとしてどれほど僕が通用するのかを試していたのだと思います。
しかし、結局最初に僕に任してもらえた仕事は、ワードでの事務作業・・。
まあ、はじめからシステム開発の仕事を任せてもらえると思う方が間違いなのかもしれませんが、結構当時は痛い思いをしたことを覚えています。
それでも、この駄目な感じはまだ続きました。
4時間かかってつくった書類を
「ああ~こんなふうに作ったんか。この場合見る側がすぐわかったほうが良いから、こう書き換えたほうが良いよ。ここは、あえて書かない方がいいね。字数が多すぎると読む側はあまり嬉しくないんだよ。ここは口頭で伝えるからさ。そして必要なこれだけど図で表してみな。もっと見栄えがよくなるよ」・・・・・・・。
結局ほっとんど修正・・・。
自分に愕然としました。 大学ではLinuxを使用して、プログラミングやネットワークの勉強をしています。
にも関らず、書類作成一つでとまどっています。 自分が4時間でまとめた資料を上司はものの数分で作り上げてしまい、僕よりあきらかにいいものを作るのです。
4時間は言い過ぎやろ!とは思わないでください。本当に4時間かかってしまいました。
自分に残念です。
それから毎日家でも、通勤時も、親と会話するときも仕事の話ばかりするようになりました。
仕事帰りは本屋により参考書の模索!良いのがあれば「自分に投資だ!」と言い聞かせ即購入勉強!
わかないところは専門の知り合いに電話をかけ、「また、ごめん。他にも質問あるんやけど~。」
やらなくては、自分は終わりだ・・・・何かに追われているようにがむしゃらに取り組むようになりました。
SEを体験!
研修を終え、次は実際に仕事をする・・インターンシップをする番です。
ちょっと弱気な自分とドキドキしながらも、
「大丈夫・・情報に関しては大学で勉強してる!?」
と励ます自分。
「できなくても、へばりつかな・・。」
もうそのときの心境など言い表せないほど、緊張していたと思いますが、もうやるしかありません。
そして・・・
「すいません。・・・立命館大学のcannarexですが、今日からインターンシップでお世話になります。」
「ん?君がcannarex君か~、よう来てくれた。奥で事業内容とか会社の決まり事とか説明しなあかんからちょっときて。」
会社の第一印象は・・・・本当に、普通な感じでした。
従業員数20名? 売り上げ数億ほどの地元に根づいたIT企業という印象です。
熱さ一筋のベンチャー企業!と言われるほど全員が仕事に情熱を燃やしているという印象もなく、大企業で働くエキスパートというイメージもしない・・・そんな感じです。 少しほっとして、席につきました。
でも、はじめから社会人の方からの洗礼を受けることになりました。
そして本格開始!
最初はインターンシップ研修から。
いっしょに研修を受けるインターン生は、みんなどこかのIT企業でインターン生として働く気満々!の学生ばかり。僕のようなヨコシマな考えの学生など一人もいません。みんな真剣な眼差しで取り組んでいます。(僕だけ浮いているような・・・。)
「なんとしても某大手IT企業に内定をとってやる!」
「まずはこの中で一番、次は○○で一番!次は・・・一番、一番一番一番一番・・・・・。」
「俺の夢は独立! 自分の会社を大きくし、仕事のやりがい、人生の成功者に!」
こんな声が四方八方から聞こえてきます。
(これはまずい。会社で働く前から自分がまいりそうや・・・気持ちを本間に改めな・・・・・・・・よし・・。)
少しずつ自分に鞭をうちを自分もこの中の一人なんや・・なんかわからんけど成功させたら・・取り合えず積極的に参加していこう・・・
こんな感じて僕のインターンシップは始まりました。
(あまりいいスタートではないですが、結果的にはよいように?・・・・・続きを読んでください。)