トイレ | small planet

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日々の散文。
もしくは 独り言。

前日の夜勤での明け方。仲良しのおばちゃんが早々とやってきた。
ばっちりメイクをして、台所に立つわたしの元へ来て一言。
「お姉ちゃんおはよー。あたしさぁ、テイオー切開したいんだけど...どうしたらいい?」
さすがの私も笑いが隠せない。
「テイオー切開かい!?本当にするの?それってさぁ、お腹を切って赤ちゃんを出すことだよね?」
すると、彼女は、「そうだよぉ、あたし行きたいんだけど、わかんないんだもん。教えてよ。」

ずいぶん前に、彼女は、銀行に行きたいと言い出したことがあったがその時はうまい返しでトイレに向かったのだが、今回もトイレだとわかってはいるが、私のブレインコンピューターは、明け方で疲れており上手く作動せずにかわりにクスクスとした笑いだけがおこる。

「ちょっとぉー、どこにあるのさぁ。」と言いつつも、彼女は自分が間違ってしまった事に気がつき初めたのか自らクスクス笑いだした。

「お姉ちゃん、あたしオシッコ行きたいんだけどさ、教えてよ!」
そう言うと彼女は、ゲラゲラと笑ったので私もやっと大笑い。
二人並んでトイレを目指す。

彼女は、いつでもユニークなのだ。彼女といて笑わない人はいない。
とても可愛い人でみんなに愛されている。アイドルなのだ。
私の母にどことなくにている。
母もまたユニークでよく家族を笑わせた。いつでも楽しい事を思い出させてくれる二人に感謝しよう。