オリジナリティ | small planet

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日々の散文。
もしくは 独り言。

本日で七人の方入居。
二階ユニットは 満床。
夕方になっても賑わいは 衰えず。『帰ります』と言って聞かない 二階のおじいちゃんは 夕方いよいよ外へ。
一階では 仲良くなった お婆ちゃま達が井戸端会議。
一人は お部屋で『お財布がない!』のと泣き崩れている。
私は その方と財布を捜す。
我に返って 淡々と話しては 財布を想い不安になり泣き出すの繰り返し。部屋には 大事な旦那様の仏壇があり、
『お父さんにも財布を探してくださいといのったら?』と声をかけると『祈ったけれど…返事がないの~』と泣いてしまう。なんとも愛らしくて 笑いを堪えて私は 涙かでる。
そうかと思うと ホールでは 他のおばあちゃんがテレビのリモコンを持ち歩き 無くしてしまいテレビを消すことが出来ない。(笑 一階ユニットは なんとも可愛らしいお爺ちゃんが居るが入居初日と翌日は 私の名前を一番に覚えていたのに なぜか昨夜から 何度聞いても
『愛ちゃん…あれ?違ったかい?いや~ごめんしてね。』と。
ヘトヘトになりながらも 楽しくて楽しくて仕方がない。
みんな個性的。 新人スタッフ達は ほとんどがこの現場初心者達。けれどとても頑張って
入居者様のために一生懸命になっている。たった一人 誰よりも年輩のスタッフが居る。
彼女は まじめで才女なチャーミングな女性だ。介護現場は もちろん認知症の方と知り合いになるのも初めて。
けれど本日は みんなと歌をうたい盛り上げてくれた。
お料理も 色々と教えてくれる。とってもありがたい!
なんとか このまま みんなで楽しくやっていきたい。だから スタッフも入居者様もみんなが早くなじめるように 私は 勤務が終わっても残っている。
施設長も同じ。二階スタッフのリーダーも同じ。
そう言う意味では 大変だけど覚悟は してた。 花縁は スタッフ教育は 徹底してます。
業務中心にならないためにどうするかという教育。
明日も勤務です 休みの出勤を入れたら 八勤です。でも
休みは 自主的なもの 残業も自主的。けして嫌々では ありません。ばあちゃんと じいちゃんから離れたくないのです。

だって住み慣れた家をでて
不安だらけだから。
何度も同じ話を繰り返しているけれど 話し相手がいれば 不安は消える。 私の仕事は 話を聞くこと。 それでいいんです。
愛すべき人たちです。