妊娠の可能性は、生理の予定日が過ぎたあたりから旦那さんにも伝えていました。

でも、 『まだわからないよね』 と軽く受け流しただけで、喜ぶでもなく困るでもなく薄~い(^-^)反応。



妊娠検査薬で陽性が出た時に私からきちんと話をしました。


すると彼は


「俺は、産んでほしいと思ってる」 と。


「どうして今の状況で産めると思うの?

 明日産婦人科へ行って検査するのにも1万円近くかかる。

 これから出産までに何度も病院に通うんだよ?」


「なんとかする」


「なんとかって??」


「・・・・、なんとかする。

 少し考えさせてくれないかな。」


ということでその日は話すのをやめました。




2日後

産婦人科での検査でもやっぱり妊娠でした。


改めて旦那様と向き合うことに。


産んでほしいという旦那さんに対して、病院でもらった冊子を見せました。

そこには、出産時の入院に必要なほにゅうびんベビー用品おまるなどがずらりと絵で描かれていました。


「入院する時にはこれだけのものを揃えなきゃいけないんだよ。

 今の私たちに買える??」


「俺が買ってくる」


・・・、この答え、なんなんでしょうね。

買いに行くことぐらい私だってできる!

私が聞いてるのは、そのお金がどこにあるんだってこと!!


「このほかにもベビーカー、チャイルドシート、ベッド・・・。

 必要なものはまだまだあるんだよ。

 かわいい洋服だって買ってあげたいのに・・・。」




彼の 『産んでほしい』 という理由が漠然としているのは、当たり前かもしれません。

だって、妊娠することって簡単ではないし、欲しいと望んで必ず授かるものではないから、せっかくのチャンスCHANCEだと思う彼の想いもわかります。


それでも私が断固として折れなかったのは

『自分たちの将来のため』 です。

結婚してからの数年、お互いの両親に色々な形で援助を受けていました。

借金があることは誰にも伝えていませんが、今出産するとなればまた両親からの援助を受けなければ生活ができなくなります。

自分たちできちんと完済しなければ、いつまでも援助してもらうアクマ悪いクセ小悪魔がついてしまう気がしてならないのです。

特に彼は借金があるという自覚が薄く、今でもカードローンの借り入れ額を少しずつ増やしている状態で、私には借りていないと嘘をつく始末・・・。



このままではこれからの私たちの人生、どこまでやっていけるかわかりません。

もちろん私も産みたい気持ちはありましたが、こうなったことは自分たちへの罰だと思い、彼にもそれを理解してもらいたくて折れませんでした。



「産むのはぼくじゃないから。

 ごめんね。大変な想いさせて。」


こう言って、最後は産まないことを了承してくれました。



しかしそれから手術を受けるまでの間、彼は手術のことも私の体調のこともほとんど触れず、かと言って「やっぱり産もう」と言うわけでもなく、無表情に毎日を過ごしているように見えました。

彼なりに傷ついたのだと思います。

でも、わかってほしい。

これが私たちの受けるべき罰なのだと。

借金のある状態が当たり前でないことを。



こうして微妙汗な空気のまま手術の日までを過ごしました。

ビミューな空気をお腹の子も感じるのか、私の体調はみるみると悪くなっていったのでした。

次回はその「体調」のお話を。