限界値(閾値:いきち)

 

生理的・心理的に生体の反応が

変化する境界のことで

物事の境目となる値。

 

犬がこの限界値を超えてしまうと

思考よりも身体の反応の方が

勝ってしまうため

学習の効率が著しく低下します。

 

そのため、

トレーニング中は

犬を限界値以下に留めることが

と〜っても大切。

 

例えば... 

犬が苦手な犬の場合

 

右矢印50メートル先の見知らぬ犬なら

気になるが、無視できる

 

右矢印15メートルをきると緊張や興奮で

筋肉が硬直しはじめる

心拍数が上がり始める

視線を外せない

こちらの声に反応が鈍りはじめる

フードは食べるが、とり方が激しい

動きがスローになる

 

 

右矢印5メートル以内に犬が近づく

唸る、吠える

パニック!

逃避する

飛びつく

食べ物を受けつけない

こちらの声が全く届かない

動かない

 

...みたいな。

 

この犬の場合、

最初に生理的・心理的な反応がでる

15メートル付近が限界値。

相手との距離をもっととるなど

臨機応変にトレーニング環境の見直し

が必要。

学習効率が低下し始めるので

何かを教えてもその場限りになりがちです。

 

実は、

犬が学ばないんじゃなくて

学べない状態でトレーニングしてた

ってことが多々あります。

 

もちろん、その犬をトレーニングする

人も限界値を超えてはダメね。

 

トレーニングは

この「限界値」をしっかり意識して

行いましょう!

 

 

玄関先で、すでに犬が限界値に達したまま

(興奮もしくは不安で...)

散歩にでかけていませんか?

 

その状態では、

リードを引っ張らない練習

犬に興奮しない練習

パピーの社会化トレーニング

など。

 

正直、やっても無駄です。

こちらの血圧が上がるだけ。アセアセ

社会化トレーニングに関しては

逆効果になりがちなので

気をつけたいところです。

 

色んな場面で

自分の犬の『限界値』を

ぜひ、意識してみてください。

 

あ、自分の限界値も忘れずに。てへぺろ

 

 

 

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