自分のもの、なんて、言えない。



そんなこと、とても言えない。


自分、たったひとりで、生きてこれたわけじゃ、ないもんね。




ずっと



書くことも出来ず


書く気にもなれず



放棄してしまってた。



それは、ほんとは、自分のずるい弱さのせい。



・・・医師たちからの、心ない言葉で、


私の心は、殺されたからって。




ほんとに、そうなんだけど・・・


ほんとに、殺されたし、この悲しみを、どうすればいいのかわからなくて



だから、逃げ続けて・・・



今まで来てしまったのは、ほんとのことだし。


でも、いくらほんとのことでも、それを、言い訳にして逃げてたのも、それも、ほんとのことだから。




だけど



そんな私だけど、どんな時も、その時、その時の自分なりに、生きてた・・・私。

その、それまでの私は、どこにいったのか。



もう、いないのかな。



・・・きっと、いない。




だから、それまでの、私を思ってくれてるひとたちには、ほんとに



ごめんなさい。



もういません。それまでの私は。



いません。もう。




医師たちから


心ない言葉を


あびせかけられているうちに


私自身、心なんて、死んでしまった方が、穏やかかなと思って


自分で、自分の心を、抹殺することにした。




心がなければ、こんなに、苦しくないでしょう?


こんな、自分を、責め続けなくて、いいでしょう?


心ない、医師たちを、恨まなくていいでしょう?


そして、そんな自分を、呪わなくてもいいでしょう?




こんな私の心なんて、粉々に砕いて


永久凍土に葬ってしまえ。


生き返ったり、しないように。

って・・・



一度ならず、なんども、そうした。



・・・全部、自分のせい。


全部、自分が悪い。


受け入れる。だから、もう・・・闘いたくない。


だから


私が生きてることを、そんなに責めないで。



責めないでください。



闘うことで、波風、たててしまうより


もう・・・少しでも、目を閉じて


ただ、過ぎていけば、その方がいい


って。



こんな、死んだような私・・・


自分に与えられた人生を、生きようとしない、無責任な私。最低な私。



自分の人生から、逃亡しようとしてるところを



見透かされたのかな。


死にきれなかった。

死なせてもらえなかった。

覚悟が、甘かった。



そんな、逃亡者の、放棄した私なのに



・・・・・・・・



なんでなのか、わからないけど




地獄で仏?


捨てる神あれば、拾う神あり?




それとも・・・



私と同じ、無念の思いの人たちの魂が、導いてくれたの?(そう思う)




どんな言葉をつかっても、うまく表現できないけど



白衣を着た、悪魔ばかりと思っていた医師たちなのに


悪魔じゃない、本物の白衣をきた、医師に



出会うことになって・・・



なんだかわからないけど、そのときすでに、自分の意とはかけ離れたところで


何かが動きだしていたのかなって、思う。



それは



私と、私のダンナさんの意志や、努力だけでは


絶対に動き出さなかったものだと、思うから。それは、ぜったいに。



そういう、自分の意とは、かけ離れたところで、何かが動き出すときは



自分でなければ・・・


こんな自分でなければならない、なにかの意味があるんだ、ということ。


だからこそ、それは、この自分にしか果たせないということ、なんだと思う。どんな小さなことでも。



ていうか・・・



思うしかない。こじつけだとしても。思うしか。



そういうことなら



ほんとに、そうなら



もう一度・・・



私は、私なりの、自分の人生を、生きないと


許されないのかなと、思うようになって。



自分の人生を生きる・・・


それは、私の中ではね



人生は自分のもの、ということではないと思ってる。



人は生かされてるって、いうけどほんと、そうだなって思う。



人生は、


自分のためのものだけど


自分のため・・・だけに、あってほしくないから。



だって


自分のため、だけに生きても、そんなにおもしろくないし。


あたりまえなのにね。そんなこと。



人生は借り物。


この命も、与えられたもの。


いつか、返す時が、かならず、誰にでも来るから、


だから、ちゃんと・・・返せるように


言い換えれば、いつか、終わりが来ることを、救いだと思いたいから。




自分に与えられた人生から、逃亡することは許されない。


それが、どんなに理不尽でも。



神様はいじわるだから



逃亡したら、また、きっと


生まれかわっても、同じ・・・ううん、きっと、もっと、無理難題、ふっかけられる。




それはいや。



絶対いや。



できれば・・・


もうすこし、ほんとに、ほんの少しだけでいいから、


誰かのために、何か、役に立ちたい。



欲を言えば


大切な人たちと、一緒に


悲しみではなく、喜びを


・・・分かち合える人生がいい。



自分たったひとりの喜びなんて、すぐに過ぎ去っていくものだと、知ってるから。

悔しいことに、その、生きる意味は、あたたかい幸せばかりじゃないこと。


それも、わかったうえで。




殺された、死んだと・・・思っていたけど、


心は・・・



悪意で、殺されちゃいけない。


死んじゃいけない。

悔しいもん。そんなの。


悔しいなんて、思ったの、はじめてかもしれない。



もしかしたら・・・



これからの、自分に与えられた人生を生きるために


必要な、洗礼だったのかな?


いままでの、すべては。



・・・やっぱり、全部、自分への課題なんだ。結局、全部自分。



この先も、どうなっていくのか、わからない。


そして更にこの先、もっと、過酷になって、そのとき、また・・・



自分がどうなるかは、もっとわからない。



なんせ、逃亡癖がある私だから。


ただ、こんな自分が、あたえられた・・・できる限りのなかで



自分のためだけにでなく


少しでも、ほんの少しでもいいから



誰かのために、生かされてると思って生きたい。



それだけ。



ほんとは、書けなくなった時から、もう、このまま、忘れてもらえばいいって思ってた。



だけど



こんなに逃げてるのに、気にかけてメッセージをくれたり


その人らしい、エールのおくり方で支えてくれたりする


そんな人たちに、このまま非礼を、続けるわけにはいかない。


それは、私の望むところじゃないし。


そんなことを、したかったわけじゃないし。



生き返らせてもらったのは、やっぱり・・・ここでも


自分の意ではなく、あたたかい人たちの意だと、知ったから。


そして・・・もうひとつ、私なりの思いがあって



私みたいに、なかなか病名がつかなくて、辛い思いをしている人たちが


かなり、いらっしゃることを・・・いただくメッセージの中から、改めて知りました。


その苦しみは、こんな私だからこそ、痛いほどよくわかる。



だから・・・


はじめてしまったのに、このまま、閉ざすのは、やっぱり、逃亡になってしまうから。


それじゃ、ダメなんだ。きっと・・・って。




私は、ただの稀な1例。



私のたどった道が、どのくらい、なにかのヒントになるのかは、わからないし


なんにもならないかもしれなけど



それでも、私と同じように、稀な一例をたどっている人がいたら


おなじく、伝えてほしいと思うし、伝えあいたいと思う。



それが、これからの、何かにつながると信じて。


自分が、誰かのために、生かされている意味が、そこにあると信じて。



現在の私の状況・・・


9月に、呼吸機能障害で、身体障害者の認定をうけました。


病名がつくより先に。


身体障害者手帳が届いて。



これは、見えない何かの力?に、導かれて、出会うことになった


本物の白衣を着た、先生の、医師魂のおかげです。(しかも、神経内科医ではなく、呼吸器内科の先生です)



9月はじめに届いた、赤いカバーの、その身体障害者手帳。


交付日が・・・


私の誕生日と同じで。


病院で撮った、私の、さえない表情の写真の横に、2列になって記された



交付日



誕生日。



おんなじ数字が並んでて。


なんだかね・・・「頑張れ」 と、言われてる気がした。


素直に、うれしかった。


その数字の並びが、なんだか、愛しく思えた。



私がこの世に生まれた日と


障碍者としての誕生日が、同じなの・・・。



障碍者として、多くの人たちから、会ったこともない人たちから


支えられて、生きるための私の誕生日が



同じなの。



ありがとうと思った。


イジワルな神さまも・・・時には、粋な計らい、するんだねって。

365分の1の確率でのこの合致は、私にとって、特別なメッセージ。



ここに至るまでの、空白の今までを、すこしずつ・・・書かなきゃ。



きっと、そうしなきゃ・・・なんだ。



といっても、4月から書かずに来て、これまでの紆余曲折を・・・


経緯を追って、伝えるには、どのくらいかかるのか、わからないけど



これまでと変わらず


気長に見守ってください。



って、甘えすぎか(*v.v)


これまでの私は、もういないって、言ってるのにね。




・・・ありがとう


本当に、ありがとう。



ありがとうの裏側で、闘います。



自分のためにだけど、自分のためだけじゃない、誰かのためと、信じて。