今日は・・・どうしようかなあって。

ほんというと、口内炎もリンパ腺も痛いし

それでも風邪ではなさそうだし


でも、問題は、体調よりも気持ちのこと。


最近引きこもりがちだったから、もう・・・このまま誰にも会わないほうが

私には、ラクなのかもって。


ひっそりと

かまわれずにいたいという思い。


でも、それじゃあ・・・

全部諦めてしまいそう。


今日は、私のアクセサリーを愛用してくれていたお客さんが、来てくれることになってた。

年末、頼まれていたアクセサリーをなんとか・・・なんとか仕上げたけど、直接会って渡す気合が、

どうしても持てなくて


逃げちゃって、結局送っちゃった私。お代は、会えたときでいいですなんて

そんな曖昧なことしかいえなかった、ダメダメな私。


そのお客さんから

「また、お願いしたいものがあるし、お支払いもしたいし」

って連絡もらって。


お店をやめることは、伝えてた。

もう・・・作るつもりのないことも。


でも、とてもお世話になったお客さん。

だから、やっぱりちゃんと・・・会わなきゃ。


そうして、ロレツが回ってない私や、リビングの一角にベットを持ってきちゃってる様子や・・・

もう、前みたいな作品は作れないこと・・・

わかってもらわなきゃ。


それで・・・引かれても仕方ない。

でも、わざわざ自宅まで足を運んでくれるというその、思いを、やっぱり・・・

私はある意味、信じてかけるしかないということ。


引いてしまうなら、それまでのご縁。


それを受け入れてくれるなら


アクセサリーはなくなっても、人として繋がっていけるって。


なかなか言い出せなかったけど。

そして、お客さんも・・・聞けなくているみたいで。


私がやっと

「お話しておきたいことがあるんです」

って。

そしたら、ものすごく真剣な表情になって。


私、お気楽者だから、こういうときも、やっぱり笑い話っぽく話しちゃう。

嫌なんだもん。

かわいそうっていわれたり、変に同情されたりするのが。


でもさ、

お客さんさ、泣きながら笑ってくれてさ。


「ごめんね~。笑うところじゃないのに、なんか、もう・・・どうして・・・どうしてそんな話を、こんな風に話せるのか・・・もう、泣きたいんだか笑いたいんだかわかんないわよ」

って。

もう・・・前みたいに凝ったものは作れないよといってた私に・・・新たにたのんでくれたのは、お客さんが愛用して使っていた立派な・・・大粒のパールのネックレスのリメイク。

うん。

それなら、まだ出来るよ。

・・・私、もうアクセサリーは封印しようと思ってたのに、ふと・・・とっさにそんなふうに答えちゃってた。

それが

本当は、私の本心なのかな。

って

気付いた。


今日、このお客さんと会うのをやめてたら、私、本当に、自分の本心に嘘をついて封印してしまってたかもね。

永久に。


私、お料理は作ろうとするのに、アクセサリーだけはもう・・・作ろうとしなかった。

変な自意識もあったと思うけど、

たぶん、逃げてた。

前みたいに作れないことが・・・自分で許せなかったから。


でも・・・技量だけじゃなくて、心で作るアクセサリーも


あってもいいよね!?


身に着けてくれる人とだけ、通じ合えるような・・・そんな。


だから・・・お弁当を作り続ける私のように

もう一人の私は

心でアクセサリーを、作りつづけたいと思う。


ありがとう。

気付かせてくれて。


そのお客さんは・・・

私の亡くなった母と同じ年だと知った。


もしかしたら・・・母がこのお客さんを通して私に送ってくれたメッセージなのかな。


そんな

そんな気がした。


会うことを諦めてたら気付けなかったね。

ありがとね、ママ。

お客さんは、言ってくれた。

「今度からは、マイボトルでコーヒー持参するから、マヤさんはゆっくりしてて♪」

って。


ありがとう。

そして、甘えたい私と・・・淹れられるうちは、コーヒーを淹れて差し上げたいと

ふたつの間で揺れる私。