やっと、手のひらの筋萎縮を客観的に認めてくれたマジメ先生。(ごめんね、あだ名つけちゃったべーっだ!

次はどう出てくるつもりなの?


「・・・どうしましょうか・・・」

(そうそう、どうしてくれるの?)


「え~・・・・・・・」

長い沈黙。お互い膠着状態。

こういうの、狸のにらみ合いっとかっていうんだろうな。私、なぜかこういうときもそんなこと、考えちゃったりする汗
アホな私ガーン


「はじめの時から、症状でALSと思いました。でも、あまりにデータに出ないので、違う病気もあるのかと・・・その可能性も探りました」

(そうだね)

「でも、探った結果、まず、筋肉の病気の可能性はありません。

 そして、抹消神経系の病気も・・・ありません。

 従って・・・神経の病気

 運動ニューロンの病気であるということです」

(そうだね)

「なので・・・運動ニューロン病といっても、代表はALSですが、他にもいろんな病気があります。だから、運動ニューロン病という中で考えながら、これからの準備をするということでしょうか」


・・・

・・・

「あの、先生」

(はっきりいって、症状に苦しんでるのは、研究をしてきた先生じゃない。私なの。私本人なの。
 こういう誤魔化し方・・・もう我慢できない)

「運動ニューロン病って、確かにいくつもありますけど

 今の状態から判断して・・・運動ニューロン病の中の他の病気って、ありますか?考えられますか?

 遺伝性であるとか、男の人しかならないものとか・・・限られてないですか?」


私、突っ込みました。

言葉に詰まった先生

「確かに・・・」

って。

そこで再び膠着状態に突入。



2時間に及ぶバトルを振り返ってまとめるのは、なかなか難しいね。

2日前の出来事になった今。

当日よりも、少し、冷静になって先生の言葉を振り返ることが出来ます。

うまくいえないけど

マジメ先生・・・ほんとに堅物で、超頑固で・・・

融通利かなくて、従って、大岡裁きもできないけど

多くいるお医者さんの中で、ここまでのバトルに付き合ってくれる先生は・・・

そういないでしょ?

それとこれとは違うけど

たくさんの患者さんを診てきて、ALSには治療法がない

だから、その行き着く将来の在り方に

きっと、重点を置くようになったんだと思う。

私に対して

確定云々じゃなくって

「生きるかどうか」

の話にばかり持ち込むのは

・・・だからでしょ?


でも・・・だからといって、私は今出来る、少しの可能性について諦めるわけにはいかない。

だから

やっぱりバトルになっちゃう。


これからのバトルは、また頭を整理してからにします。

またまた長々とごめんなさい。

でも

私は大丈夫ですチョキ