会社の財務が緊迫しているとき、どうしますか?
日本にこんなぼろぼろな会社があるのだとうか、、と思うくらい
当社はぼろぼろでした。売上げがガラガラ音をたてて落ちていきました。
当時どのようにやりくりしていたか備忘録として記録します。
まず確保すべき資金を計算します。
会社にとって絶対に守らなくてはいけないのは
1.従業員の給料資金
2、取引先への支払い資金
3、家賃
4、電話、電気等
これをまず、確保します。
次に相談に行く場所
1社会保険
2税金
3労働保険
4銀行
交渉に出向いたときの記憶を記録します。
行くときは電話でアポイントを取り、早め早めに動くことが大切です。
1社会保険-やさしさレベル中
会社にとって結構な負担になっている社会保険料は毎月発生します。
まず、銀行口座の引き落としをしている場合は残高を減らして引き落としを
させないようにします。
次に社会保険事務所に納付相談を申し込みます。
金額にもよりますが数回分は待ってくれました。
2地方税ーやさしさレベル高
金額にもよりますが、1ヶ月1万円ほどの従業員の住民税は1年未納してました。
その後、1年半分まとめて支払いましたが、延滞金は1ヶ月100円でした。
市役所は親身になってくれます。
都税については納付期限が過ぎてから相談に行ったため、支払いを猶予いただく
事ができませんでした。納付期日前に納付相談をすることはとっても重要です。
2.国税ーやさしさレベル低
これは怖い。国税は早め早めに動いて確実に返済できる返済計画を提出する。
そうして納付期日は必ず守る!が鉄則でした。
しかし、最近「換価の申請」という制度が浸透してきて、3回分割までは申請は
いらないですが、それ以上は担保をだしたり、保証人をだしたりといろいろ手続き
が複雑になりました。
3労働保険ーやさしさレベル高
1年以上滞納してました。毎月払える金額を払いながら資金ができたら
多めに返すといった約束をしていました。
4銀行ーやさしさレベル中
銀行は担当者によって対応にばらつきがあります。
それぞれの担当の性質を理解して対応していくほうがうまくいきます。
都銀の担当は比較的形式的です。
政府系はもちろん形式的ですが、慣れればやりやすいです。
地銀、信金はほとんど信用保証協会付きなので、保証協会がOKであれば
大丈夫です。