私が小学生の時に子ども界の一斉を風靡していた(?)
映画『マダガスカル』のこの歌笑い泣き

ちぼ(同い年)とこの歌の話題になり、
フランスの子供達の間でも、この映画が出た同じ時期に
学校で流行っていたらしい笑い泣き

多分世界中でブームになってたんだニコ
子どもはこういうキャッチー(captivant)なネタが好きだからね!

https://youtu.be/l__bw9xGShc


今改めてこの曲を聴いたら、

日本語の便利な文法が詰まってる事に気づいたんです。


歌詞は


踊るの好き好き!とても好き好き!
踊るの好き好き!みんなも!?
(好き!)


踊るの」は動詞の名詞化(=踊ることが)、

みんなの日本語38課 「〜のが、〜のは、…」(N5)

の文法項目にあたります。


ちぼに« I like »=「〜が好き」は教えたんですが、

« I like to do ~ »=「〜が好き」の習得に難儀してました。


英語では、日本語の「の」と同じように

動詞の前に前置詞 toが入りますが、


フランス語では

 « J’aime manger » « J’aime dormir »のように、

「好き」と動詞の間に前置詞が入らず、直接続くので

フランス語話者にはこの感覚が少し難しいと思うんです。


なのでちぼも「スターバックスで飲む好き

「ゲームする好き」みたいに、

助詞の「の」を飛ばしてしまってたんですが…



なんとこの歌のビデオを見ると、

楽しく簡単にこの文法が覚えられてしまうんです!爆笑


世代の人なら、言語は違ってもこの歌は知ってるはずだし!



映画『マダガスカル』のフランス語版では、

この歌の部分はオリジナル(英語版)の歌詞がそのまま使われているんです。


歌詞は


I like to move it, move it 
I like to move it, move it 
I like to move it, move it 
You like to move it


英語でも前置詞 to が使われてますけども。


ちぼにフランス語にするならどうする?と聞いたら、

J’aime ça danser, danser

J’aime ça danser, danser

Vous aimez ça aussi, Danser !


だと言ってました笑い泣き



この歌の日本語版は秀逸だと思うんですね。

英語版だと「I like to move it, move it 」のフレーズが全て8分音符で収まっているのに対し、


日本語版では「踊るの」の踊が16分になることで

躍動感とノリがプラスされている。


何より、「おどるのすき」の6文字に

38課の文法が詰まってるんですね。



日本語教師として、学生相手に実際に授業をしていって気づいたんですが、

分かりやすい説明も大切だけど、

キャッチーな動画や日本文化が分かるような動画を教材として使うと

やっぱり食い付きが違う。


あと、記憶への入り易さも段違いだと思います

(まず思い出しやすい!)



あと最近ネットサーフィンしてて思ったのはこの動画。

https://youtu.be/G0zRBRUQils

以前からこのネタ割と好きなんですが、

この内容、日本語の2年生なら余裕で理解できる!

あと普通におもろいし笑い泣き

「あたりまえ」という単語も覚えられる。

しかも素晴らしいことに、字幕もついてるんですね。拍手


「当たり前」、なんと説明しようかな。

Évident, Évidemment, Normal, pas de surprise、Sens commun あたりかな。



あと答え合わせ用に、何故か英語バージョンもあった笑い泣き

https://youtu.be/Th6nww7bTGc

しかも英語版もおもろい笑い泣き