『想ひ。』
★子のために百科辞典を求めたる せがれよ我は古き棚を与えむ
★持病もつ我の命は惜しまざり 不随の夫を思ひて生きむ
★★★★★★★★★★
上の俳句。
うちのばあちゃん、『輝子さん』の俳句なんです。
うちのばあちゃん『歌人』なの。
地域の俳句の同人誌にワンサカ載ってるんです!!
こないだ、納戸を開けたら、数冊、その同人誌が出てきた。
中を読んだら。
幼きときの記憶が。
スルスルと解かれていったんだ。
そして、そんときのばあちゃんの気持ちが。
スルスルと入ってきた。
『ばあちゃん、あんときこんな想ひだったのか…』
説明すると。
一句目は、ばあちゃんが小学校に上がるときに、父に『買ってやれ』と言って買ってくれた百科辞典のこと。すごく嬉しかったけど、実際に使ったのはばあちゃんが死んでだいぶ経ってからだった。
そういや古い棚に並んでいたっけ。今も納戸に並んでるけど(笑)
二句目は、うちにはじぃちゃんもいたんだけど、随分若くて脳疾患で半身不随に。
そんなじぃちゃんをみて、ばあちゃんはそんな風に思っていたんだなあ…
全く思ってもみなかったけど。意外な想いを抱えてたんだ。あたし、なんかイメージちがくて…恥ずかしかった。だから、気持ちがあたしに届いた瞬間が、この冊子を開いたとき。そう。『今』。わかって良かった。
言葉は時代を越える。
そして、現代に届くんだ。
歌だって同じで、時代を越えて名曲は届き継がれていってるし。
大好きな音楽人の音と言葉が、明日に届いて、さらに明後日まで届いて、どんどん、どんどん、歌い継がれていって貰えたら幸せ。
あたしは、そうなるだろう、明日のために。
メレンゲや大好きな音楽を歌い続けます。ギター弾いてカラオケいって。
この今を、未来の誰かが開けたとき、その人のココロにその音や言葉が届くように。
