今日、友人に電話をしました。

「今ちょっと忙しいから、後でね。」

と言われ彼女からの

電話を待っていました。

 

折り返しの電話で

「さっきは、旦那が出かけるところで…」

と言います。

 

「それで、ご主人はどちらへ?」

と聞いてみると

この週末、私も参加する

バーベキュー大会を

する予定の湖畔まで

2時間以上かけて

下見に行ったというのです。

 

「えっ?わざわざ?」

と私が聞くと

彼女は

「いいの、いいの好きだから。」

「やっぱりね、Googleだけじゃ

わかんないこともあるじゃん。」

と言うのです。

 

彼がドライブしたり

自然が好きなのは

知っていす。

 

でも、みんなのために

わざわざ下調べに

言って下さったの?

 

感動~おねがい

そこまでしてくれるなんて

思いもよらず。

 


 

このご夫婦

いつもたくさんお友達を

招いたり、

人を紹介してくださったり。

 

とにかく輪を作るのが

上手なご夫婦。

 

時間があるから

お金があるから

と言う人もいるでしょう。

 

果たしてそうでしょうか?

 

私は、こんな風に

参加する人の事を

考えて準備してくれているんだ~

と単純に感激しました。

 

日本は

「おもてなし」大国。

お客様を

手厚くもてなす

素晴らしい文化があります。

 

この「おもてなし」

皆さんはどのように

感じていますか?

 

「おもてなし」の

真髄とは

何でしょうか?

 

 

私が日本に住んでいたころ

モンゴル人の友人がいました。

 

彼らはご主人の

留学で日本に来ており

奥さんと二人の子供さんも

一緒でした。

 

ある日、彼らが

「一度是非、我が家にも

遊びに来てください。」

と私たち家族と

他の友人たち

総勢9人を招待してくださいました。

 

「狭くてすみません。」

と言う彼らの家は

1DKのそれは小さく

古いアパートの

一室でした。

 

台所とは言えないほどの

小さいシンクにガスコンロが一つ。

「これでは、料理するのに大変でしょう。」

というくらいのキッチンでした。

 

ところが、その奥さんは

大人合計8人分の

モンゴル料理を

その小さな台所で作り、

ふるまってくれました。

 

狭い1DKのアパートの

一室に大人8人プラス子供5人。

ぎゅうぎゅうでしたが

会話が弾み

それは楽しいひと時でした。

 

 

彼らが私たちに

教えてくれたこと。

 

どんな環境でも

もてなす気持ちがあれば

「おもてなし」ということ。

 

日本人はとかく

我が家は狭いから、とか

料理が下手だから、とか

子供がいるから、

などと言って

家に人を招きたがりません。

 

環境がどうであれ

友人を招待したい

喜ばせたいという

気持ちがあれば

他のことは

さほど問題ではないのでは

ないでしょうか。

 

友人の楽しむ顔を

想像しながら

思いを巡らせ

計画し、献立を考える。

 

参加者のために

自分の時間と労力を

使い下調べに行く。

 

気持ち良く

お迎えできるように

部屋の掃除をし

花を生ける。

 

面白い話をして

笑わせる。

 

新しいレシピに挑戦する。

 

こういうことが

全て「おもてなし」

なのだと思います。

 

モンゴルの友人は

今、故郷に帰り

モンゴルで

大成功しています。

 

これは、彼の

ホスピタリティ、

おもてなしの精神

友人を大切にする

優しい気持ちが

あったからなのだなと

私は思っています。

 

 

「おもてなし」

素晴らしい日本の文化。

 

物質的なことではなく

本当の意味での

「おもてなしの心」

もう一度見直してみましょう。