カリフォルニア州は

別名ゴールデンステートと言われます。

由来は

ゴールドラッシュ。

 

このカリフォルニア州に

素晴らしいお友達がいます。

 

その方に会うたび

親切をして

与えることの

大切さを

学ばせてもらっています。

 

私は子どもの頃

テレビの「日本昔ばなし」が

大好きでした。

 

あの市原悦子の

ナレーションも

懐かしいな~

 

ちょっとその友人をヒントに

昔話を書いてみました!

 

 

~「カリフォルニア昔話」~

 

カリフォルニアの山の上に

ある小さな村があった。

そこには、のりちゃんという

優しい長寿さまが

住んでおったそうな。

 

この長寿さま

とにかく走ることと

人を喜ばすことが大好きで

毎日毎日

犬と一緒に走っては、

友達や困っている人を

見つけては

助けてやっていたそうな。

 

ある日は米で餅を

そりゃあたくさん作り、

皆の衆に餅を配っておったので

「金餅(かねもち)のりちゃん」と

呼ばれるようになったそうな。

 

この、のりちゃん

もう年も年じゃから

「わしは、いつお迎えが来ても

 何の後悔もない。」と

言っておった。

 

それを聞きつけた

隣村の意地悪爺さんは

「しめしめ、あの山の上の爺さんが

 いなくなれば、わしの人気が上がる」と

ある事をたくらんだ。

 

ある日、のりちゃんの作った

餅の中に

気づかれないように

石ころを混ぜたのじゃった。

 

金餅のりちゃん、

そうとは知らず

村人に餅を配り始めた。

 

「しめしめ、みんな大変なことになるぞ。」と

 陰から村人たちを

見ていた意地悪爺さん。

 

ところが、なんと

村人たちは

その石の入った餅を

食べて怒るどころか

大喜び。

 

不思議に思った爺さんが

その餅を一つ食べてみた。

するとその石ころを

意地悪爺さんはのどに詰まらせて

死んでしまった。

 


 

よ~く村の衆が

食べていた餅を見てみると

石ころはゴールドに

なっていたそうな。

 

こうしてのりちゃん爺さんは

村人に好かれ、

幸せに幸せに

暮らしたとさ。

 

めでたしめでたし。