あなたにとっての結婚の条件、何でしょうか?
女性、男性によっても様々でしょうね。
私が若かりし頃、女性が求める条件は「3高」
これは、高学歴、高収入、高身長。
ついこの前までは「3低」か「4低」。
低姿勢、低リスク、低依存、低燃費だとか。
しかし、もはやこれも古いらしく、
なんでも今は「3優」
育児や家事をやってくれる優しい人。
浮気をしない、私だけに優しい人。
仕事を頑張りましょう、節約をする家計に優しい人。
なるほど、時代が変われば結婚の条件も変わる。
当然かもしれません。
私の最初の結婚は、相性は当然大事でしたが、条件は絶対に外せませんでした。
だって本家の一人娘、跡取りでしたから。
当然のことながら、お婿さんに来ていただかなければなりません。
婿入りしていただけて、自分と同じくらいの学歴か、それ以上。
(この点に関しては、私はともかく、男性の方で女房の方が学歴が上というのは嫌らしい)
男性の医者、歯医者はモテモテで引く手あまたであったのに対して、
同じキャリアを持つ女性の人気のないことよ......
女医は性格がキツイだの
一人でも生きていけるだの
料理なんてやったことないだの
よく言われたものだ。
これ、セクハラですよ。
まあ、とにかく最初の結婚は破綻した。
しかし、よ~く人生の勉強をさせていただきました。
ありがとう。過去の元ダンナ様。
先ず、自分が精神的にも、経済的にも自立できていたおかげで、
再婚の時は、相手の条件なんぞあまり気にならなかった。
気になったのは、
①人間か
②健康であるか
③子供が好きか
それだけだった。まあ、これも条件ですかね。
若い頃は、自分を高~い棚に上げて相手に求めることが多かったと思う。
要するに理想的な人は..........です。
でも、まあ、2回目はこっちも年をとっているし、
離婚歴あるしと負い目(笑)もあるので贅沢は言っていられない。
最低ラインはどこかということである。
(と言うと、今のあなたのダンナは最低ランクなの?と言われてしまいそうだが)
つまり、あれだけ理想を掲げて結婚して、いざ生活してみて気になることは
全く違うところのように思う。
だから、最低ラインつまり、ここだけは外せないってところじゃないかな。
そうなると、収入とか、身長とか、顔なんてどうでもよくなった。
収入なんて、今現在一流企業に努めて、素晴らしいお給料でも
リストラの可能性や会社が破綻する危険性だってあるじゃない。
収入を気にするより、その人に生きる力があるかどうかってことでしょ
大事なのは。
外見だって、もちろん好みのタイプっていうのはあるでしょう。
顔なんて慣れますって、お互いに。
どんな美男美女もやはり地球に住んでいる以上、重力には逆らえません。
(もちろん、逆らっている人もいます。それもオッケー!)
みんな年取っていくんだからいいんじゃないの?
そうそう、顔といえばね、私の仲良しのお友達。
「私はね~、顔なんて目が2つ、鼻が1つ、口が1つちゃんとついていたら、文句ないわ~。」
って言ってた友達がいた。
ぎょぎょ!すごい。
でも、その彼女のご主人、とっても優しいステキなビジネスマン。
やはり彼女の優しい、心の広さがあったから、素晴らしい人との出会いがあったんだね、
と思う次第。
アメリカ西海岸に住む、お友達カップルがいます。
もうお二人ともリタイアされていますが、とっても仲の良いカップル。
いつもラブラブです。
私が理想とするこのお二人。
お互いに常に尊重しあい、近すぎず遠すぎず。
とても、スマートで自立している大人の関係。
このお二人に結婚した時の条件を聞いてみた。
すると、「エネルギーにあふれ、知的。そしてユーモアがあり、家族思い。」
との回答。
条件ではなく、「その人となり」を見ていらっしゃる。
なるほど、なるほど。
就活でも、婚活でも、お若い方々、条件をよくおっしゃる。
理想は大事ですよ。もちろん。
上を目指すのは大いに結構。
だけどね、条件って変わるもんなんですよね。
職場の人間関係で悩みたくないから、話しやすい上司がいいですとか。
でも、その上司、人事異動で変わったらどうすんの?
その上司と一緒に、赴任先変わればいいけどね。
一流企業のダンナ様、脱サラしてラーメン屋やりたいって言いだしたらどうすんのよ?
その時点で、結婚は破綻?
自分が欠けている部分を、相手に求めるのはフェアでしょうか?
自分が働きたくないから、ダンナに稼いでもらう。
自分が仕事に集中したいから、子育ては女房任せ。
自分が弱いから守ってもらう。
もちろん、夫婦だからお互いに助け合うことは当たり前。
でも、助け合いと頼りっぱなしは違うように思います。
結婚式のケーキ入刀の時、よく言いますよね。
「さあ、おふたりの初めての共同作業です。」とかなんとか。
結婚は共同作業ですからね。
たしかに、離婚の原因の第一位は金銭的理由というのはわかりますよ。
お金は大事です。
でもね、人生色々あって、それを一緒に乗り越えるのが夫婦じゃないの?
(なんか"浪花節だよ人生は”ぽくなってきた)
なぜか、歳を重ねるごとに、純粋な気持ちになってきている私。(パチパチ)
自分だって、ちょっと、いや、かなり横からお腹のお肉がはみ出したり
結婚当初と比べたら
手抜き料理になったりすることだってありませんか?
(前と変わらず、あるいはアップグレードしている方、すばらしい!)
結婚の条件は、価値観、環境、文化、世代によっても様々でしょう。
だけど、「生きる」という事は、いつの時代も変わらないこと。
移り行く時の流れの中で、予期せぬことが起こる人生。(そう、このコロナのように)
辛く、苦しい時。
喜びと感動の時。
前に進めないスランプの時。
色々あります。人生には。
あなたの良いところも、悪いところも
全てをひっくるめて受け止めてくれる人。
一緒に笑ってくれる人。
辛い時にそっと寄り添ってくれる人。
お互いに成長できる人。
そして信じあえる人。
そんな人と、一緒に歩んで行けたら私は素敵だなと思います。
そういう人は、たくさんあなたの周りにいますよ。
ただあなたが気づかないだけ。
結婚相手がいないという人、
条件が合わないという人
よ~く目を凝らして見てごらん。